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スペイン広場の娘たち [映画]

4月10日(水)
ルチアーノ・エンメル監督『スペイン広場の娘たち』(1952年)AmazonPrimeで鑑賞。

イタリア、ローマ。
毎日午後1時5分、スペイン広場の階段に弁当を食べにやってくる縫製工場のお針娘3人組がいた。
「私」は階段に接した赤い建物「シェリー・キーツ記念館」に勤めていて、娘たちと挨拶をかわす間柄だった。
娘たちの名はマリーサ、エレナ、ルチア。
マリーサ(ルチア・ボゼー)は弟妹が10人もいる大家族の長女で、小学校も出ていないが、美貌とスタイルの良さを買われてモデルになる。
エレナ(コゼッタ・グレコ)は公営住宅で母親と二人で暮らしている。
ルチアは気が強く、男友達が多いが、ローマの終着駅のテルミニからさらにかなり離れた厩舎に住んでいる。
3人はそれぞれ彼氏ができるが、タクシー運転手(マルチェロ・マストロヤンニ)と知り合いになる‥‥。

原題は『Le ragazze di Piazza di Spagna』。
スペイン広場は、『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンがアイスクリームを食べていた場所。
『ローマの休日』の前年に作られたのがこの『スペイン広場の娘たち』で、外国の王女でなく、庶民の娘の日常生活が描かれていて、非常に興味深かった。
ルチア・ボゼーはミス・イタリアになった人だそうで、凄い美人だった。
マルチェロ・マストロヤンニは当時28歳だが、デビューから4年も経っているせいか、ベテラン俳優に見えた。

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