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ジャコ萬と鉄 [映画]

4月10日(水)
深作欣二監督『ジャコ萬と鉄』(1965年)AmazonPrimeで鑑賞。

ジャコ萬と鉄 [DVD]

ジャコ萬と鉄 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • 発売日: 2015/04/08
  • メディア: DVD


昭和21年(1946年)、北海道カムイ岬。
九兵衛(山形勲)はニシン漁の網元で、前科者が多い出稼ぎ漁夫を使って、ぼろ儲けをしていた。
ある日、岬に片目の男がやってくる。
男の名前はジャコ万(丹波哲郎)で、かつて九兵衛に船を盗まれ、ソ連に抑留されたのだった。
復讐に燃えるジャコ万は、漁夫の寮に居座り、朝から酒を飲み続ける。
そこへ、戦争に行っていた九兵衛の息子・鉄(高倉健)が舞い戻ってくる。
明るく逞しい鉄はすぐに漁夫たちのリーダーになった。
そして、仕事をしないジャコ万と激しく対立した‥‥。

原作は梶野悳三の小説『鰊漁場(にしんば)』で、過去に2回映画化されている。
1回目は1949年で、脚本は黒澤明・谷口千吉、監督は谷口千吉、主演は三船敏郎、月形龍之介。
2回目は1964年で、高倉健がリメイクを強く要望し、主演。
脚本は1949年版の黒澤明・谷口千吉のものを若干修正して使用。
名作との誉れが高く、脚本が黒澤明なので、前から見たいと思っていた。
こんなに明るく、よくしゃべる高倉健は珍しい。
宴会のシーンでは1人で歌って踊っていた。
対する丹波哲郎の太々しさもすばらしい。
他の出演者は、
大阪(前科者のヤン衆)/江原眞二郎
ユキ/高千穂ひづる
マサ(鉄の姉・宗太郎の妻)/南田洋子
牧場の少女/入江若葉
宗太郎(九兵衛の婿養子)/大坂志郎
タカ(九兵衛の母)/浦辺粂子
などなど。
三船敏郎版もぜひ見てみたい。
お薦めです。

今日は、日本劇作家協会の戯曲セミナーの個別指導。
受講生の人が書いた戯曲について、作者本人とZOOMで1対1で話をしました。
作者は若い女性で、40分くらいの短い戯曲でしたが、センスが良くておもしろかった。
なので、もっと良くするためのアドバイスをいろいろさせてもらいました。
ぜひとも今後も書き続けてほしいです。

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