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オッペンハイマー [映画]

4月13日(土)
クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』(2023年)新宿バルト9で鑑賞。

オッペンハイマー 上 異才 (ハヤカワ文庫NF)

オッペンハイマー 上 異才 (ハヤカワ文庫NF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2024/01/22
  • メディア: Kindle版


1954年、ソ連のスパイ疑惑を受けたオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、聴聞会で追及を受ける。
1959年、その事件の首謀者ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr)の公聴会が開かれる。
1926年、ハーバード大学を最優秀の成績で卒業したオッペンハイマーは、イギリスのケンブリッジ大学に留学するが、そこでの実験に嫌気が差して、ドイツのゲッティンゲン大学に留学する。
そこでニールス・ボーア(ケネス・ブラナー)やヴェルナー・ハイゼンベルク(マティアス・シュヴァイクホファー)と出会い、理論物理学の道を歩み始める。
1929年、博士号を取得したオッペンハイマーは、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭を取る。
彼は核分裂を応用した原子爆弾に可能性を感じていて、その予想通り、1938年にはナチス・ドイツで核分裂が発見される。
1942年10月、オッペンハイマーはアメリカ軍のレズリー・グローヴス准将(マット・デイモン)から呼び出しを受ける。
ナチス・ドイツの勢いに焦りを感じたグローヴスは、原爆を製造するための極秘プロジェクト「マンハッタン計画」を立ち上げ、オッペンハイマーを開発チームのリーダーに抜擢した‥‥。

原題は『Oppenheimer』。
カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによる伝記『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』(American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer)の映画化。
クリストファー・ノーランの脚本・監督・製作で、製作費約1億ドルを投じた3時間の大作。
ユニバーサル・ピクチャーズ配給により、2023年7月21日に全米で公開。
興行収入は9月第3週末の時点で9億1200万ドルを記録。
第81回ゴールデングローブ賞では8部門にノミネートされ、ドラマ部門作品賞など、5部門を受賞。
第96回アカデミー賞では13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など7部門を受賞。
という歴史に残る大作・名作なので、妻と2人で見てきました。
50ペア割で、1人1400円、2人で2800円。
で、結果は、質の高さは十分に認めるものの、オッペンハイマーの聴聞会、ストローズの公聴会、オッペンハイマーの人生と、3つのドラマが並行して描かれ、登場人物も多いため、ついていくのに精一杯で、あまり楽しめなかった。
問題となっている広島・長崎への原爆投下の描写についても、中途半端に感じた。
他の出演者は、
キティ・オッペンハイマー(オッペンハイマーの妻)/エミリー・ブラント
ジーン・タトロック(オッペンハイマーの愛人)/フローレンス・ピュー
アーネスト・ローレンス/ジョシュ・ハートネット
ボリス・パッシュ/ケイシー・アフレック
デヴィッド・L・ヒル/ラミ・マレック
などなど、超豪華キャスト。
一見の価値があるのは間違いない。

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