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マデリーン 愛の旅路 [映画]

3月30日(土)
デヴィッド・リーン監督『マデリーン 愛の旅路』(1950年)AmazonPrimeで鑑賞。

マデリーン 愛の旅路 [DVD]

マデリーン 愛の旅路 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジュネス企画
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: DVD


イギリス、グラスゴー。
マデリーン・スミス(アン・トッド)は名家の娘。
父(レスリー・バンクス)は適齢期になったマデリーンが男に無関心なのを気にしていたが、実は彼女は毎夜、ランジェリエ(イヴァン・デニ)という男と密会していた。
ランジェリエはスラム街に住む貧しいフランス人で、マデリーンの家の財産を狙っていた。
娘を案じる父は、ミノック(ノーマン・ウーランド)という青年を娘に近づけた。
やがて、ミノックはマデリーンに求婚した。
マデリーンは、申し出を断われば父の怒りに触れるため、曖昧な態度で返事を引き伸ばした‥‥。

原題は『Madeleine』。
実話に基づいた映画で、後半、ランジェリエが死に、マデリーンが逮捕され、裁判になる。
観客には、有罪か無罪かわからないように撮っている。
裁判の結果は、証拠不十分による無罪。
モデルになった事件も無罪だったが、今では研究者の大半が有罪と考えているらしい。
映画も有罪を暗示しているように見えた。
マデリーン役のアン・トッドは当時43歳で、美しいがちょっと老けすぎ。
映画としての完成度は高いと思う。
お薦めです。

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