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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 [映画]

7月6日(木)
ジェームズ・ボビン監督『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016年)WOWOWで鑑賞。



19世紀、イギリス。
アリス(ミア・ワシコウスカ)は父の跡を継いで船長になった。
マラッカ海峡で海賊に襲われたが、無事に帰国。
しかし、母は船長を辞めて、船を売れと言う。
迷い込んだ部屋の鏡から、アリスはワンダーランドへ行く。
マッドハッター(ジョニー・デップ)が家族を失った過去を思い出し、苦しんでいた。
アリスは家族を取り戻すため、時間の番人タイム(サシャ・バロン・コーエン)の元へ向かう。
しかし、そこにいたのは、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)だった……。

『アリス・イン・ワンダーランド』の続編で、監督は変わったが、キャストはすべて続投。
白の女王もアン・ハサウェイのまま。
しかし、俳優たちの容貌の劣化が目立ち、悲しかった。
とは言え、この映画のヘレナ・ボナム=カーターは本当にすばらしい。
ミア・ワシコウスカやジョニー・デップより、断然目立っている。

今日は14時から、原宿のAiiA 2,5 Theater Tokyoへ行き、『黒子のバスケ OVER-DRIVE』を見てきました。
キャラメルボックスの鍛治本大樹が出演しているのです。
「歌のない2,5次元」ということでしたが、バスケットボールの試合のシーンが迫力に満ち、非常に見応えがありました。
演出は柿喰う客の中屋敷法仁君。
見るたびに腕を上げていて、本当に凄いと思います。
鍛治本大樹はコメディリリーフとしてしっかり役割を果たし、とても目立っていました。
『黒子のバスケ』は7月9日(日)までです。
19時から、キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の本番2ステージ目。
大森美紀子、西川浩幸、筒井俊作、石原善暢、実川貴美子、元劇団員の井上麻美子が見に来てくれました。
終演後、楽屋にやってきた井上麻美子は、泣きすぎたのでしょう、顔面が完全に崩壊状態。
この顔が、大いに励みになりました。
井上麻美子、ありがとう。

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レンブラント [本]

7月5日(水
マイケル・キッソン『レンブラント』(西村書店)読了。

レンブラント (アート・ライブラリー)

レンブラント (アート・ライブラリー)

  • 作者: マイケル キツソン
  • 出版社/メーカー: 西村書店
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 大型本


17世紀のオランダの画家レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レインの代表作を紹介する。

バロックの画家と言えば、オランダのレンブラント、フェルメール、イタリアのカラヴァッジョ、フランスのルーベンス、スペインのベラスケス。
しかし、僕はフェルメールとカラヴァッジョしか知らないので、レンブラントも勉強したいと思っていた。
レンブラントは、1606年に生まれ、1669年に亡くなった。
あだ名は,「光の画家」「光の魔術師」。
代表作は『夜警』。
肖像画が多く、描き方は緻密、陰影が濃く、風格があり、深みや哲学を感じさせる。
有名な『夜警』より、『カトリナ・ホーフサートの肖像』に圧倒された。
やはりバロックはいい!

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の本番初日。
1100より場当たりの続き、1400よりゲネプロ、1900より本番。
本番には、原作者の辻村深月さんがいらっしゃって、終演後の初日乾杯にも参加してくださいました。
非常に楽しまれた様子で、ホッとしました。
お客さんの反応も本当によかった。
ミスもほとんどなく、とてもできのいい初日でした。
と、安心していてはいけない。
明日以降ももっとおもしろい芝居にするために頑張ります。

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鳩の撃退法(上) [本]

7月4日(火)
佐藤正午『鳩の撃退法(上)』(小学館)読了。

鳩の撃退法 上

鳩の撃退法 上

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/11/13
  • メディア: 単行本


幸地(こうち)秀吉はバーの経営者で、妻の奈々美、4歳の娘・茜と3人暮らし。
ある日、奈々美が妊娠したと言う。
秀吉は奈々美に、厳しい態度で、「父親は誰だ」と聞く。
その半日ほど前、秀吉はドーナツショップで、一人の男と相席する。
男の名前は津田。
直木賞作家で、今はデリヘル「女優倶楽部」でドライバーをしている。
1年後、津田は秀吉の一家が行方不明になったことを知る……。

佐藤正午氏の本はこれが16冊目。
なんと、主人公は、『5』の主人公の津田だった。
『5』のラストで、津田は青森の旅館で働くため、西海市を旅立つ。
が、この小説では、西海市に舞い戻り、デリヘルのドライバーをしている。
つまり、続編ということになるが、小説はテイストは大分違う。
津田は相変わらずヘナチョコだが、一家3人行方不明事件の謎を解いていくのだ。

10時より、キャラメルボックス俳優教室の授業。
15時に終えて、すぐに池袋サンシャイン劇場へ移動。
キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の仕込み2日目。
1630より、場当たり。
21時過ぎ、10場まで進んだところで、終了。
進行はほぼ予定通りで、順調と言っていいと思います。
明日はいよいよ本番初日。
お客さんの反応が楽しみでなりません。
でも、その前に、場当たりの続きとゲネプロ。
少しでもよりよいものにするために、頑張ります!

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よみがえる東京 都電が走った昭和の街角 [本]

7月3日(月)
三好好三『よみがえる東京 都電が走った昭和の街角』(学研)読了。

よみがえる東京―都電が走った昭和の街角

よみがえる東京―都電が走った昭和の街角

  • 作者: 三好 好三
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本


乗り物エッセイストの三好好三が、東京の都電を写真と文章で振り返る。

写真は主に昭和30年代後半から40年代前半。
僕は昭和36年に埼玉県飯能市で生まれたので、現在も残っている荒川線以外の都電の記憶はない。
が、昭和の東京の町並みはやたらと懐かしく感じられた。
荒川線以外の路線は、昭和47年までにすべて廃止となった。
地下鉄とバスの時代が来たのだ。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の仕込み1日目。
午前9時に池袋サンシャイン劇場に集合し、搬入開始。
ゲストの3人は今日はお休みのはずなのに、なぜか玉置玲央君は来て、劇団員と一緒に荷物を運んでいました。
動きが敏捷なので、人一倍働いていた。
感謝感謝です。
装置がシンプルなので、予定より早く完成。
シンプルだけど、キレイでノスタルジックで、とても素敵です。
その後は音出し、照明のシュート。
僕は早めに上がり、帰宅しました。
明日は場当たり。
本物の装置と照明の中で、『スロウハイツの神様』がどう見えるか、とても楽しみです。

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デイ・トリッパー [本]

7月2日(日)
梶尾真治『デイ・トリッパー』(キノブックス)読了。

デイ・トリッパー

デイ・トリッパー

  • 作者: 梶尾 真治
  • 出版社/メーカー: キノブックス
  • 発売日: 2017/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


中川香菜子は結婚してすぐに、夫の大介を急病で亡くす。
高校時代の親友二人と会った日、香菜子は笠陣(りゅうじん)芙美という女性と出会う。
芙美は香菜子に、亡くなった旦那さんに会う方法があると言う。
芙美は、伯父の科学者・機敷埜風天(きしきのふうてん)から、遺産として、ある機械を譲り受けた。その機械の正式名称は「遡時誘導機(そじゆうどうき)」、伯父は「デイ・トリッパー」と呼んでいた。
その機械を使えば、意識だけを過去に飛ばすことができると言う……。

梶尾真治先生の本はこれが47冊目。
機敷埜風天にまた会えるとは思ってもいなかった。
『クロノス・ジョウンターの伝説』をはじめ、梶尾先生のタイムトラベルもののほとんどに登場する、異端の科学者。
彼が最後に作ったタイムマシンは、意識だけを過去に飛ばす。
意識は過去の自分の中に入り、自由にしゃべり、動くことができる。
こうすれば、自分が同時に二人存在するという、タイムパラドックスを防ぐことができるのだ。
そのかわり、自分が生まれる前には行けない。
そして、いつ現在に戻るかもわからない。
クロノス・シリーズが好きな人なら、きっと楽しめます。

今日は西葛西にある東京フィルムセンター映画・俳優専門学校へ行き、ワークショップをやってきました。
今年度の6回目で、2回目の3年生。
助手は山崎雄也。
メニューは、ストレッチ、ストップターン、スローウォーク、発声練習、リトミック、台本練習。
台本練習のテキストは、成井豊+真柴あずき『MIRAGE』の2場。
4人一組で全9組が、前に出て、読み合わせを行いました。
さすがに3年生だけあって、セリフは自然。
しかし、テンションが低い者、しゃべりが早すぎる者、キャラクターが不明確な者が何人かいました。
次回も同じテキストで、配役を変えて、動いてやってもらおうと思います。
次回は一カ月も先ですが、できれば練習しておいてほしいなあ。

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「粉もん」庶民の食文化 [本]

7月1日(土)
熊谷真菜『「粉もん」庶民の食文化』(朝日新書)読了。

「粉もん」庶民の食文化 [朝日新書065]

「粉もん」庶民の食文化 [朝日新書065]

  • 作者: 熊谷 真菜
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2007/09/13
  • メディア: 新書


大学の卒論でたこ焼き文化について研究し、日本粉モン協会初代会長に就任した熊谷真菜が、日本の粉もの料理の歴史を解説する。

「たこ焼き」「お焼き」「お好み焼き」「うどん」など、代表的な粉もの料理の歴史がわかって、非常にためになった。
海外の粉もの料理との比較もおもしろい。
巻末に付録として、全国粉もんMAP、粉モン年表、粉もんレシピを併録。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の稽古26日目。
14時より、第4回通し稽古。
ランスルーも含めると、もう6回目の通しなので、みんな、余裕が出てきた様子。
上演時間は昨日と全く同じ。
やっぱり2時間を切るのは難しいみたい。
ダメ出しの後は、みんなで梱包・荷出し。
ゲストの3人も一緒に手伝ってくれました。
18時すぎにすべてが終わり、解散。
明日の休みを挟んで、いよいよ池袋サンシャイン劇場に乗り込みます。
キャラメルボックスの新たな代表作が誕生するか?
乞ご期待!

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