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ジュラシック・パークⅢ [映画]

12月20日(水)
ジョー・ジョンストン監督『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)WOWQWで鑑賞。

ジュラシック・パークⅢ[レンタル落ち]

ジュラシック・パークⅢ[レンタル落ち]

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2003/12/19
  • メディア: DVD


モンタナ州立大学付属ロッキー博物館。
古生物学者のアラン・グラント(サム・ニール)は、助手のビリー(アレッサンドロ・ニヴォラ)と恐竜の研究をしていたが、資金繰りに喘いでいた。
そこへ、実業家のポール(ウィリアム・H・メイシー)とその妻アマンダ(ティア・レオーニ)が現われ、恐竜が存在するイスラ・ソルナ島のガイドを依頼してくる。
かわりに研究資金を援助すると言われ、アランは渋々オーケイする。
しかし、ポールたちの本当の目的は、8週間前にこの島で行方不明になった息子エリック(トレヴァー・モーガン)の捜索だった……。

『ジュラシック・パーク』シリーズの第三弾。
第一弾で活躍したサム・ニールとローラ・ダーンが出演したので、第一弾からそのまま続いている感じ。
しかし、話は第二弾の後で、整合性はちゃんと取れている。
監督はジョー・ジョンストンに交替したが、質的には第二弾より上と感じた。
僕も二児の父なので、親が子供を助けに行く話にはやっぱり激しく共感してしまう。
2カ所、飛び上がるほど驚いたシーンがあった。
下手なホラー映画より、よっぽど怖い。
最近作られた第四弾もぜひ見てみようと思う。

アニメ版『おおきく振りかぶって』、第5話まで見ました。
コミックスの第二巻の43ページまで進みました。
驚くほど原作に忠実で、原作に対する深いリスペクトを感じました。
僕は、僕の脚本第一稿を参照しながら見ているのですが、原作のカットの仕方が、僕のとよく似ている。
しかも、僕よりカットしてない。
つまり、僕より原作に忠実なのです。
これは悔しい!
僕には2時間という枠があるので、どうしても駆け足で進めざるを得ない。
アニメのシナリオをそのまま上演したら、3~4時間の芝居になると思います。
それは絶対に不可能。
でも、原作で描かれていない景色、セリフをしゃべっている人物以外の人物の動向など、参考になる部分がいっぱい。
出演者には、原作もアニメも両方見てほしいと思いました。
明日は第六話以降を借りてこようと思います。

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高校演劇Selection’90 [本]

12月20日(水)
佐々俊之他編『高校演劇Selection’90』(晩成書房)読了。

高校演劇SELECTION〈99〉

高校演劇SELECTION〈99〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 晩成書房
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 単行本


高校演劇コンクール全国大会で上演された戯曲9つを収録した戯曲集。
(写真は「’90」がなかったので、「’99」)

石原哲也『モーニング・サービス』が読みたくて、図書館で借りた。
全国大会の審査員をした時、九州代表の高校が上演したのを見たことがある。
『Aマイナー』によく似た話で、高校を辞めたい生徒と、それを止める教員の戦い。
オーソドックスなストーリーだが、登場人物がしっかり描かれていて、破綻がない。
宮本星美『陽の、うらうらと』もおもしろかった。

キャラメルボックス2017ウィンターツアー『ティアーズライン』、おかげさまで好評で、ホッとしています。
ハリウッド映画『恋人はゴースト』を、母と息子の話にしたら、というのが発想の出発点でした。
幽体離脱した母と、母の魂を体に戻そうと奮闘する息子。
これだけだとクサイ話になりそうだったので、息子の側の物語をクライム・ストーリーにしました。
ゴースト・ファンタジーとクライム・ストーリーの融合は、かつて『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』でやったことがあります。
が、全体の味付けは『また逢おうと竜馬は言った』のような明るさと軽快さを目指しました。
その結果、今までやったことのない、新しい芝居が生まれたと思います。
僕とキャラメルボックスの新境地、ぜひともたくさんの人に見ていただきたいです。
劇場でお待ちしています。

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ロスト・ワールド [映画]

12月19日(火)
スティーヴン・スピルバーグ監督『ロスト・ワールド』(1997年)WOWOWで鑑賞。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク [Blu-ray]

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: Blu-ray


ジュラシック・パークの事件から4年。
古生物学者のイアン(ジェフ・ゴールドプラム)は、ジュラシック・パークの創設者で、インジェン社会長のハモンド(リチャード・アッテンボロー)に呼び出される。
ジュラシック・パークの恐竜たちは、サイトBと呼ばれる別の島、コスタリカ沖にあるイスナ・ソルナ島で生み出された。
その島にはまだ恐竜たちが生きている。
ハモンドはイアンに島の調査を依頼する。
イアンは断ったが、恋人の古生物学者サラ(ジュリアン・ムーア)が既に島に行っていると聞き、彼女を連れ戻すために出発する……。

『ジュラシック・パーク』シリーズの第二弾。
第一弾は恐竜たちのリアルさと怖さに圧倒されたが、今回はストーリーで勝負といった感じ。
しかし、ご都合主義が目立ち、あまり盛り上がらず。
それでも、スピルバーグが監督なので、そこそこ楽しめた。

『おおきく振りかぶって』のビデオをGEOで借りてきて、第一話を見ました。
原作そのままで、丁寧にアニメ化されていて、とても好感を持ちました。
芝居を作る上で、大いに参考になると思いました。
しかし、芝居はおそらく2倍以上のスピードになるでしょう。
アニメと芝居ではテンポが違う。
芝居はやっぱり、スピーディーでエネルギッシュでないと!

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高校演劇Selection’94 [本]

12月19日(火)
佐々俊之他編『高校演劇Selection’94』(晩成書房)読了。

高校演劇SELECTION〈’93〉

高校演劇SELECTION〈’93〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 晩成書房
  • 発売日: 1993/02
  • メディア: 単行本


高校演劇コンクール全国大会で上演された戯曲8つを収録した戯曲集。

土田峰人『アニータ・ローベルの「じゃがいもかあさん」』が読みたくて、図書館から借りた。
1993年度全国大会の最優秀賞受賞作。
アニータ・ローベルの絵本『じゃがいもかあさん』を舞台化したもの。
土田氏の芝居は、大人数を目まぐるしく動かして見せる、ステージングが売り。
これもさぞかし賑やかになっただろうと思う。
が、戯曲というより、上演の記録という感じで、読んでおもしろいものではなかった。

今日から、アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の第二稿に取りかかります。
大幅な書き直しはありませんが、頭から細かい点検をしていこうと思います。
ちょっと長いので、カットも必要です。
同時に、演出も考えなければいけません。
12月27日の稽古開始までに完成し、稽古は第二稿でやる予定です。
頑張ります。

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七月に流れる花 [本]

12月18日(月)
恩田陸『七月に流れる花』(講談社ミステリーランド)読了。

七月に流れる花 (ミステリーランド)

七月に流れる花 (ミステリーランド)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/12/20
  • メディア: 単行本


ミチルは中学1年。
6月と母とともに夏流(かなし)という町に引っ越した。
転校先では友達ができないまま、1学期の終業式の日を迎えた。
学校からの帰り道、全身緑色の男がミチルを追いかけてきた。
同級生の佐藤蘇芳(すおう)に助けられたが、カバンの中に、緑色の封筒を発見。
中のカードには、「林間学校に参加せよ」と書いてあった。
数日後、ミチルは林間学校が行われる夏流城(かなしろ)を目指して、列車に乗った……。

恩田陸氏の本はこれが55冊目。
先に『八月は冷たい城』を読んでしまったのが、大失敗。
『七月に流れる花』のラストで明かされる秘密が、『八月は冷たい城』では最初から書かれている。
つまり、僕はラストのオチを知った上で、『七月に流れる花』を読む羽目になったのだ。
本のどこかに書いておいてくれれば、こんな失敗はしなかったのに。
残念無念。

1130から、アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の第二回美術会議。
美術ブランナーの石原敬さんが、とてもカッコいいプランを考えてきてくれました。
多少の修正はあったものの、このプランで決定!
その後、錦糸町すみだパークスタジオ倉へ移動。
1400から、劇団桟敷童子『標(しるべ)』を鑑賞。
『光の帝国』に出演してくれた原口健太郎さん、『ケンジ先生』に出演してくれた鈴木めぐみさんが所属する劇団で、前から見たいと思っていたのです。
なんと、鈴木さんは受付、原口さんは場内案内をしていました。
桟敷童子は役者が衣裳を着て、メイクをした状態で、制作業務を行うのです。
今から35年前、唐十郎さんが主宰していた劇団状況劇場も、やはり役者がやっていました。
アングラの伝統なのかもしれません。
芝居自体もアングラの匂いが濃厚にしましたが、意外とわかりやすく、何よりも舞台美術が美しかった。
公演は12月25日までですが、残念ながらチケットは全部完売したそうです。
羨ましい……。
原口さんも鈴木さんも、味のある脇役で、しっかり笑いを取っていました。
でも、裸の女性のイラストのチラシだけはどうかと思うなあ……。
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高校演劇Selection’95 [本]

12月18日(月)
佐々俊之他編『高校演劇Selection’95』(晩成書房)読了。

高校演劇SELECTION(セレクション)〈’95〉

高校演劇SELECTION(セレクション)〈’95〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 晩成書房
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 単行本


高校演劇コンクール全国大会で上演された戯曲8つを収めた戯曲集。

石原哲也『俺たちの甲子園』が読みたくて、図書館で借りた。
1994年度全国大会で最優秀賞を受賞した作品。
3年生になってもレギュラーになれず、スタンドで応援しなければならない少年と、それがいやで辞めた少年の対立。
しかし、野球のシーンはほとんどなく、室内で麻雀をしたり、口喧嘩をしたりのシーンばかり。
大会は大ホールで行われるので、これをおもしろく上演するのはとても難しいと思った。

今日は1130から、『おおきく振りかぶって』の第二回美術会議。
稽古開始が12月27日、いよいよ迫ってきたという感じです。
22人の出演者のうち、キャラメルボックスの役者は5人。
それ以外の17人の顔と名前と役名を覚えなくては!
いや、その前に第二稿を書かなくては!
頑張ります。
行ってきます。

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しんせかい [本]

12月18日(日)
山下澄人『しんせかい』(新潮社)読了。

しんせかい

しんせかい

  • 作者: 山下 澄人
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/10/31
  • メディア: 単行本


山下澄人は、脚本家・倉本聰が主催する、俳優・脚本家の養成学校・富良野塾に二期生として入学する。
倉本が『北の国から』の作者であることも知らず、同期の仲間に呆れられる。
塾生としての生活は、専ら農作業。
そして、塾の建物の建設。
自分が何になりたいのかもわからないまま、多忙な日々が過ぎていく……。
表題作の他に、『率直に言って覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺したのかどうか』を併録。

第156回芥川賞受賞作。
山下澄人氏の実体験が元になっている。
キャラメルボックスの劇団員・温井摩耶と、元劇団員・中村亮子は富良野塾の出身者だったので、話はいろいろ聞いていた。
富良野塾は授業料が0円。
そのかわり、様々な肉体労働をしなければならない。
きわめて特殊な学校だが、塾生たちの芝居に立ち向かう姿勢は非常に真摯でストイック。
小説としてより、記録として楽しむことができた。

キャラメルボックス俳優教室2017年度卒業公演『クローズ・ユア・アイズ』の7ステージ目、千秋楽。
Xチームの4ステージ目。
有終の美を飾りたかったのですが、ある役者が出とちりをして、きっかけになっても出てこなかった!
まあ、それ以外の役者が頑張って、何とか続けることができましたが。
こんな大事件は久しぶり。
『クローズ・ユア・アイズ』のベストステージは昨日の夜の回、6ステージ目ということなってしまいました。
しかし、一人一人の役者の演技は確実に向上していました。
非常に難しい台本でしたが、15期生の生徒たちはよく健闘したと思います。
お疲れさま、15期生!

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高校演劇Selection’96 [本]

12月17日(日)
佐々俊之他編『高校演劇Selection’96』(晩成書房)読了。

高校演劇Selection〈’97〉

高校演劇Selection〈’97〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 晩成書房
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 単行本


高校演劇コンクール全国大会で上演された戯曲を集めた戯曲集。
(「’96」の画像がなかったため、写真は「’97」)

田中雄太『ゆったっちょの中学生絵日記』が読みたくて、図書館から借りた。
1996年度全国大会の最優秀作品。
この年、僕は南関東大会の審査員をしていて、その時に見た安田圭一『AIDS-HELLO YOUNG LOVERS』も収録されていた。
当時はAIDSが大きな社会問題になっていたのだ。
斎藤泰弘『終わらない夏』はなんとPKOがテーマにしたギャグ芝居。
バラエティに富んだ本だった。

昨日、大学2年の娘と高校2年の息子が、福岡に一泊二日で旅行に出かけました。
去年、福岡に転勤した、僕の下の弟に会いに行ったのです。
息子が行くのはこれが2回目。
昨日はキャナルシティと大濠公園に行ったようです。
写真がメールで送られてきました。
福岡にはキャラメルボックスの公演で何度も行きましたが、最近はとんとご無沙汰。
屋台で食べた「さがりのお肉」が懐かしいです。

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山猫珈琲(下巻) [本]

12月16日(土)
湊かなえ『山猫珈琲(下巻)』(双葉社)読了。

山猫珈琲 下巻

山猫珈琲 下巻

  • 作者: 湊 かなえ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


小説家・湊かなえのエッセイ集。
巻末に、小説家としてデビューする前に書いた、第二回BS-i新人脚本賞佳作受賞作『ラスト・エレベーターガール』と、第35回創作ラジオドラマ大賞受賞作『答えは、昼間の月』を収録。

図書館で偶然見つけて、下巻しかなかったので、下巻だけ借りてきた。
が、この一冊で、湊かなえという人がかなりよくわかった。
キャラメルボックスの公演に何度も来てくださっているので、挨拶は何度もしている。
淡路島にお住まいなので、新神戸オリエンタル劇場が近いのだ。
売れっ子作家の気取りのない、気さくな、明るい方という印象。
見た目は全然「イヤミスの女王」じゃない。
とても頭のいい人なのだろう。
湊かなえファンには必読の本。

キャラメルボックス2017ウィンターツアー『ティアーズライン』の本番2日目。
12時より2ステージ目。
とてもよい出来で、僕は楽しむことができました。
刑事(デカ)の一色洋平君が見に来てくれました。
思わず照れてしまうほど褒めてくれて、とてもうれしかった。
終演後、中野ザ・ポケットへ移動。
19時より,キャラメルボックス俳優教室2017年度卒業公演『クローズ・ユア・アイズ』の6ステージ目。
Yチームの千秋楽。
見るのは14日(木)のゲネプロ以来でしたが、ずっとよくなっていました。
しかし、まだミスがあり、声を張り上げすぎの生徒も何人かいた。
明日はXチームの千秋楽にして、大千秋楽。
15期生なら、もっといい芝居にできる。
生徒たちの奮起に期待したいと思います。
頑張れ、15期生!

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君の隣に [本]

12月15日(金)
本多孝好『君の隣に』(懇談社)読了。

君の隣に

君の隣に

  • 作者: 本多 孝好
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/06/11
  • メディア: 単行本


横浜。
加納アヤメは20歳の女子大生。
同級生の早瀬に誘われて、彼が経営するデリヘル「ピーチドロップス」で働くことになる。
初めての客を無難にこなし、自分をいたわってくれた早瀬に好意を持つ。
アヤメは以前、同級生の修哉と付き合っていた。
アヤメの激しすぎる嫉妬心が原因で、修哉は自殺していた……。

本多孝好氏の本はこれが8冊目。
『FINEDAYS』『at home』など、非常にレベルの高い作家だが、この『君の隣に』もすばらしかった。
6章に分かれ、それぞれの章で主人公は別々で、トータルで早瀬の周辺の人々を描いていく。
ただし、肝心の早瀬の章はない。
僕は4つ目の、満村の章が最も感動した。
お薦めです。

キャラメルボックス2017ウィンターツアー『ティアーズライン』の小屋入り3日目。
1430からゲネプロ、1900から本番初日でした。
初日はお客さんがたくさん笑ってくれて、ラストの暗転と同時に盛大な拍手をしてくれて、小声で「ヨッシャー!」と叫んでしまいました。
まさに会心の初日!
今日見たお客さんの声が伝わって、明日以降、きっとチケットの売れ行きが伸びると思います。
見るか見ないか迷っている、あなた!
ぜひぜひツイッターやブロクを検索して、見た人の評判を調べてください。
そうすれば、きっと見たくなる。
東京公演は12月25日まで。
あっという間に終わってしまうから、お早めに!

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