高倉健インタヴューズ [本]
3月5日(日)
野地秩嘉『高倉健インタビューズ』(プレジデント社)読了。

ノンフィクション作家の野地秩嘉(のぢつねよし)が、俳優・高倉健に対して、1995年から2012年の間に行ったインタヴュー集。
年を取ってからの高倉健は、数年に一度しか映画に出なかった。
出演を決める第一の条件はギャランティだと、高倉健は正直に答えている。
東映に入って、すぐに俳優座に修行に行かされたが、全く演技できなかった。
自分は演技の訓練をしていない、演技は全部人真似だと、やはり正直に言う。
一番参考にしたのは、ジャン・ギャバン。
映画は『レイジング・ブル』と『ディア・ハンター』が好きで、どちらもロバート・デ・ニーロ主演。
話の中で、石原裕次郎を「裕ちゃん」、美空ひばりを「ひばりちゃん」、長嶋茂雄を「チョウさん」と呼んだ。
撮影現場では絶対に座らない、というのは本当だった。
初対面の人間には、たとえどんなに年下でも、上半身を90度倒して、挨拶した。
数々の伝説が本人の証言で確かめられて、とてもタメになった。
今日は実家の父の米寿を祝って、成井家一同で食事会。
父、母、私、弟2人、妻、娘、息子の8人で、和食のお店に行きました。
父は88歳になっても健康ですが、足が弱り、ステッキを使ってもゆっくりしか歩けません。
母は85歳ですが、やはりかなり足が弱ってきています。
今日は下の弟が実家へ2人を迎えに行き、帰りも送っていきました。
下の弟は『さよならノーチラス号』の主人公「タケシ」のモデルですが、なんと今年で50歳。
みんな年を取りました。
年を取っても、みんなで揃って食事ができて、良かったな、幸せだな、と思います。
野地秩嘉『高倉健インタビューズ』(プレジデント社)読了。

高倉健インタヴューズ: 日本で唯一の貴重なインタヴュー集 (小学館文庫プレジデントセレクト)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/05/07
- メディア: 文庫
ノンフィクション作家の野地秩嘉(のぢつねよし)が、俳優・高倉健に対して、1995年から2012年の間に行ったインタヴュー集。
年を取ってからの高倉健は、数年に一度しか映画に出なかった。
出演を決める第一の条件はギャランティだと、高倉健は正直に答えている。
東映に入って、すぐに俳優座に修行に行かされたが、全く演技できなかった。
自分は演技の訓練をしていない、演技は全部人真似だと、やはり正直に言う。
一番参考にしたのは、ジャン・ギャバン。
映画は『レイジング・ブル』と『ディア・ハンター』が好きで、どちらもロバート・デ・ニーロ主演。
話の中で、石原裕次郎を「裕ちゃん」、美空ひばりを「ひばりちゃん」、長嶋茂雄を「チョウさん」と呼んだ。
撮影現場では絶対に座らない、というのは本当だった。
初対面の人間には、たとえどんなに年下でも、上半身を90度倒して、挨拶した。
数々の伝説が本人の証言で確かめられて、とてもタメになった。
今日は実家の父の米寿を祝って、成井家一同で食事会。
父、母、私、弟2人、妻、娘、息子の8人で、和食のお店に行きました。
父は88歳になっても健康ですが、足が弱り、ステッキを使ってもゆっくりしか歩けません。
母は85歳ですが、やはりかなり足が弱ってきています。
今日は下の弟が実家へ2人を迎えに行き、帰りも送っていきました。
下の弟は『さよならノーチラス号』の主人公「タケシ」のモデルですが、なんと今年で50歳。
みんな年を取りました。
年を取っても、みんなで揃って食事ができて、良かったな、幸せだな、と思います。
あずきとぎ [本]
3月4日(土)
京極夏彦+町田尚子『あずきとぎ』(岩崎書店)読了。

町田尚子『小さな犬』(白泉社)読了。
村上康成『星空キャンプ』(講談社)読了。
『あずきとぎ』は、京極夏彦氏の「妖怪えほん」シリーズ5作の中の1作。
話も怖いし、町田尚子氏の絵も不気味で、非常に完成度が高かった。
『小さな犬』は、文も絵も町田尚子氏。
いつもの不気味さを抑えて、明るく優しい絵本になっていた。
『星空キャンプ』は、村上康成氏お得意の、自然に親しむ絵本。
極力描かないことによって、美しさと清涼感を生み出している。
今日は今年16回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,1キロ歩いて、2,2キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分15秒。
前回より13秒遅くなってしまいました。
先週から書き始めた新作『クロノス・ビギンズ』、全12場中3場まで書きあがりました。
予定より長くなってしまって、困っています。
が、修正はしないで、このまま書き進めようと思います。
頑張ります!
京極夏彦+町田尚子『あずきとぎ』(岩崎書店)読了。

京極夏彦の妖怪えほん (3) あずきとぎ (京極夏彦の妖怪えほん3)
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2015/03/02
- メディア: 大型本
町田尚子『小さな犬』(白泉社)読了。
村上康成『星空キャンプ』(講談社)読了。
『あずきとぎ』は、京極夏彦氏の「妖怪えほん」シリーズ5作の中の1作。
話も怖いし、町田尚子氏の絵も不気味で、非常に完成度が高かった。
『小さな犬』は、文も絵も町田尚子氏。
いつもの不気味さを抑えて、明るく優しい絵本になっていた。
『星空キャンプ』は、村上康成氏お得意の、自然に親しむ絵本。
極力描かないことによって、美しさと清涼感を生み出している。
今日は今年16回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,1キロ歩いて、2,2キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分15秒。
前回より13秒遅くなってしまいました。
先週から書き始めた新作『クロノス・ビギンズ』、全12場中3場まで書きあがりました。
予定より長くなってしまって、困っています。
が、修正はしないで、このまま書き進めようと思います。
頑張ります!
高島太一を殺したい五人 [本]
3月3日(金)
石持浅海『高島太一を殺したい五人』(光文社)読了。
高島太一は学習塾の塾長の息子。
教え子の高校生・枝元絵奈が連続児童殺害事件の犯人だと知り、夜の路上で刺殺する。
が、その現場を5人が目撃していた。
太一は塾の夏合宿の登山の下見のため、前日に宿泊施設に行く。
登山の下見から戻るのが午後2時半頃の予定だった。
ちょうどその時間を狙って、塾の講師5人がバラバラに宿泊施設にやってくる。
そして、床に倒れて、死にかけている太一を発見する。
太一は脚立から落ちて、床に頭を打ち付けたらしい。
5人は皆、太一が絵奈を刺殺した場面を目撃していて、ここには太一を殺害するために来ていた。
倒れた太一を前にして、5人は協議を開始する。
殺すべきか、放置して立ち去るべきか‥‥。
石持浅海氏の本これが39冊目。
2005年の『扉は閉ざされたまま』(これは傑作!)を始めとして、ロジックにとことんこだわったミステリーを書く人だが、今回も同様で、5人はひたすら話し合いを続ける。
そして、意外な結末に到達する。
非常によくできたミステリーで、石持氏の近年の作品の中でも出色の出来だと思った。
ただし、設定自体はあまりにも現実離れしているが。
というわけで、お薦めです。
石持浅海『高島太一を殺したい五人』(光文社)読了。
高島太一は学習塾の塾長の息子。
教え子の高校生・枝元絵奈が連続児童殺害事件の犯人だと知り、夜の路上で刺殺する。
が、その現場を5人が目撃していた。
太一は塾の夏合宿の登山の下見のため、前日に宿泊施設に行く。
登山の下見から戻るのが午後2時半頃の予定だった。
ちょうどその時間を狙って、塾の講師5人がバラバラに宿泊施設にやってくる。
そして、床に倒れて、死にかけている太一を発見する。
太一は脚立から落ちて、床に頭を打ち付けたらしい。
5人は皆、太一が絵奈を刺殺した場面を目撃していて、ここには太一を殺害するために来ていた。
倒れた太一を前にして、5人は協議を開始する。
殺すべきか、放置して立ち去るべきか‥‥。
石持浅海氏の本これが39冊目。
2005年の『扉は閉ざされたまま』(これは傑作!)を始めとして、ロジックにとことんこだわったミステリーを書く人だが、今回も同様で、5人はひたすら話し合いを続ける。
そして、意外な結末に到達する。
非常によくできたミステリーで、石持氏の近年の作品の中でも出色の出来だと思った。
ただし、設定自体はあまりにも現実離れしているが。
というわけで、お薦めです。
絵を描くように映画を撮る。 [本]
3月1日(水)
ふるいちやすし『絵を描くように映画を撮る。』(玄光社)読了。
映画作家のふるいちやすしが、最小の規模で映画を撮影するためのノウハウを伝授する。
全く知らない本、知らない人だったが、知り合いの紹介で読んでみた。
ふるいちやすし氏は1959年、京都府生まれ。
元ミュージシャンで、脚本・監督・撮影・編集・音楽を一人でこなす映画作家。
『彩~aja』が2012年モナコ国際映画祭でベストオリジナルストーリー賞など4賞を受賞。
『艶〜The color of love』が2013年モナコ国際映画祭で最優秀アートフィルム賞を受賞。
『千年の糸姫』が2017年ロンドンフィルムメーカー国際映画祭で最優秀監督賞、アジア国際映画祭で最優秀監督賞受賞、2018年モナコ国際映画祭で撮影監督賞、ロンドンフィルムメーカー国際映画祭で最優秀監督賞をそれぞれ受賞。
また、『千年の糸姫』はアメリカSMGグループから世界配信中。
映画を撮ることがどれほど難しくて大変なことか、よくわかった。
参加するなら、僕は脚本だけでいい。
ふるいちやすし『絵を描くように映画を撮る。』(玄光社)読了。
映画作家のふるいちやすしが、最小の規模で映画を撮影するためのノウハウを伝授する。
全く知らない本、知らない人だったが、知り合いの紹介で読んでみた。
ふるいちやすし氏は1959年、京都府生まれ。
元ミュージシャンで、脚本・監督・撮影・編集・音楽を一人でこなす映画作家。
『彩~aja』が2012年モナコ国際映画祭でベストオリジナルストーリー賞など4賞を受賞。
『艶〜The color of love』が2013年モナコ国際映画祭で最優秀アートフィルム賞を受賞。
『千年の糸姫』が2017年ロンドンフィルムメーカー国際映画祭で最優秀監督賞、アジア国際映画祭で最優秀監督賞受賞、2018年モナコ国際映画祭で撮影監督賞、ロンドンフィルムメーカー国際映画祭で最優秀監督賞をそれぞれ受賞。
また、『千年の糸姫』はアメリカSMGグループから世界配信中。
映画を撮ることがどれほど難しくて大変なことか、よくわかった。
参加するなら、僕は脚本だけでいい。
試験に出る現代思想 [本]
2月28日(火)
斎藤哲也『試験に出る現代思想』(NHK出版新書)読了。
ライター・編集者の斎藤哲也が、大学入試問題に出た現代思想家たちを紹介・解説する。
『試験に出る哲学』『もっと試験に出る哲学』に続く、シリーズ3冊目。
今回取り上げられたのは、
〇エドムント・フッサール
〇アンリ・ベルクソン
〇ジグムント・フロイト
〇フェルディナン・ド・ソシュール
〇ヴァルター・ベンヤミン
〇ユルゲン・ハーバーマス
〇クロード・レヴィ・ストロース
〇ミシェル・フーコー
などなど。
それぞれがコンパクトにまとめられていて、非常にわかりやすかった。
お薦めです。
今日は今年15回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,1キロ歩いて、2,2キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分02秒。
前回出た記録の更新を狙ったのですが、4秒遅くなってしまいました。
1月・2月の2カ月で、本を56冊読み、映画を97本見ました。
今年も映画に偏りがち。
新型コロナが5類になったら、ずっと我慢していた美術館に行きたいと思います。
斎藤哲也『試験に出る現代思想』(NHK出版新書)読了。
ライター・編集者の斎藤哲也が、大学入試問題に出た現代思想家たちを紹介・解説する。
『試験に出る哲学』『もっと試験に出る哲学』に続く、シリーズ3冊目。
今回取り上げられたのは、
〇エドムント・フッサール
〇アンリ・ベルクソン
〇ジグムント・フロイト
〇フェルディナン・ド・ソシュール
〇ヴァルター・ベンヤミン
〇ユルゲン・ハーバーマス
〇クロード・レヴィ・ストロース
〇ミシェル・フーコー
などなど。
それぞれがコンパクトにまとめられていて、非常にわかりやすかった。
お薦めです。
今日は今年15回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,1キロ歩いて、2,2キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分02秒。
前回出た記録の更新を狙ったのですが、4秒遅くなってしまいました。
1月・2月の2カ月で、本を56冊読み、映画を97本見ました。
今年も映画に偏りがち。
新型コロナが5類になったら、ずっと我慢していた美術館に行きたいと思います。
タラント [本]
2月27日(月)
角田光代『タラント』(中央公論新社)読了。
山辺みのりは40歳間近で、夫の寿士と二人暮らし。
洋菓子屋で働いている。
実家は香川県のうどん屋「ほうらい屋」で、大学進学を機に上京し、ボランティアサークル「麦の会」に入った。
そこで、同学年の宮原玲、遠藤翔太 後輩のムーミンこと甲斐睦美、先輩の真鍋市子、代表の澤和彦らと出会った。
1年の時は、スタディツアーで、ネパールに行った。
一方、みのりのアパートに、しばしば香川に住む祖父の清美が泊まりに来るようになった。
本人は友達に会うためと言っていたが、実際のところはわからない。
清美は戦争で片足を失っていた‥‥。
角田光代氏の本はこれが88冊目。
2020年7月から2021年7月まで、読売新聞に連載された小説。
我が家は読売を購読しているが、この小説は読んでなかった。
2019年の「みのり」、1999年の「みのり」、太平洋戦争中の「清美」。
この3つの視点で話は進む。
国際ボランティア、発展途上国の貧困と教育、パラリンピック。
今日的な問題に真摯に向き合っていて、とても好感を持った。
主人公の「みのり」は普通の人で、常に迷い、悩み、苦しみ、時には逃げ出す。
その普通さが、この小説を読みやすく、共感しやすくしている。
余計な恋愛要素がないのもいい。
お薦めです。
角田光代『タラント』(中央公論新社)読了。
山辺みのりは40歳間近で、夫の寿士と二人暮らし。
洋菓子屋で働いている。
実家は香川県のうどん屋「ほうらい屋」で、大学進学を機に上京し、ボランティアサークル「麦の会」に入った。
そこで、同学年の宮原玲、遠藤翔太 後輩のムーミンこと甲斐睦美、先輩の真鍋市子、代表の澤和彦らと出会った。
1年の時は、スタディツアーで、ネパールに行った。
一方、みのりのアパートに、しばしば香川に住む祖父の清美が泊まりに来るようになった。
本人は友達に会うためと言っていたが、実際のところはわからない。
清美は戦争で片足を失っていた‥‥。
角田光代氏の本はこれが88冊目。
2020年7月から2021年7月まで、読売新聞に連載された小説。
我が家は読売を購読しているが、この小説は読んでなかった。
2019年の「みのり」、1999年の「みのり」、太平洋戦争中の「清美」。
この3つの視点で話は進む。
国際ボランティア、発展途上国の貧困と教育、パラリンピック。
今日的な問題に真摯に向き合っていて、とても好感を持った。
主人公の「みのり」は普通の人で、常に迷い、悩み、苦しみ、時には逃げ出す。
その普通さが、この小説を読みやすく、共感しやすくしている。
余計な恋愛要素がないのもいい。
お薦めです。
リュックをしょって [本]
2月25日(土)
村上康成『リュックをしょって』(絵本塾出版)読了。
村上康成『ふゆのあさ』(ひかりのくに)読了。
すぎはらともこ『こうえんのかみさま』(徳間書店)読了。
『リュックをしょって』『ふゆのあさ』は村上康成氏の絵本。
どちらも話はシンプルだが、絵がすばらしい。
圧倒的な清涼感で、これこそまさに村上氏の世界。
『こうえんのかみさま』はすぎはらともこ氏の絵本。
素朴な話と絵で、とても楽しめた。
今日は、日本劇作家協会のイベント「月いちリーディング」にゲストとして参加しました。
取り上げられた戯曲は、根間健太郎氏の『エゴサの余裕はまだあるが』。
根間氏は静岡県在住の方で、70分のシチュエーション・コメディ。
イベントは前回と同じく、リモートで行われました。
1430から打ち合わせ。
1600からリーディング本番。
1730から司会者・ゲスト・作者・出演者で、戯曲をブラッシュアップするためのディスカッション。
一般視聴者も、チャットで参加しました。
なかなかおもしろい作品でしたが、もっと良くするために、いろいろ意見を言わせてもらいました。
1900に終了。
根間氏にはぜひ今後も書き続けてほしいです。
村上康成『リュックをしょって』(絵本塾出版)読了。
村上康成『ふゆのあさ』(ひかりのくに)読了。
すぎはらともこ『こうえんのかみさま』(徳間書店)読了。
『リュックをしょって』『ふゆのあさ』は村上康成氏の絵本。
どちらも話はシンプルだが、絵がすばらしい。
圧倒的な清涼感で、これこそまさに村上氏の世界。
『こうえんのかみさま』はすぎはらともこ氏の絵本。
素朴な話と絵で、とても楽しめた。
今日は、日本劇作家協会のイベント「月いちリーディング」にゲストとして参加しました。
取り上げられた戯曲は、根間健太郎氏の『エゴサの余裕はまだあるが』。
根間氏は静岡県在住の方で、70分のシチュエーション・コメディ。
イベントは前回と同じく、リモートで行われました。
1430から打ち合わせ。
1600からリーディング本番。
1730から司会者・ゲスト・作者・出演者で、戯曲をブラッシュアップするためのディスカッション。
一般視聴者も、チャットで参加しました。
なかなかおもしろい作品でしたが、もっと良くするために、いろいろ意見を言わせてもらいました。
1900に終了。
根間氏にはぜひ今後も書き続けてほしいです。
ロスト [本]
2月23日(木)
呉勝浩『ロスト』(講談社)読了。
「ムラセナズサは預かっている。これはイタズラではなく、営利誘拐だ」
無断欠勤を続けていた村瀬梓が勤めるコールセンターにかかってきた犯行電話。
身代金の要求額は1億円、輸送役は100人の警官。
なぜ家族でなく、会社にかけてきたのか。
なぜ1億円なのか。
なぜ100人も必要なのか。
警察と関係者たちは、「ピュワイト」と名乗る犯人に翻弄されていく‥‥。
『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞してデビューした呉勝浩氏の第二作。
着想は悪くないが、完成度は高くない。
無駄な登場人物、無駄なエピソードが多すぎて、中盤、完全にダレてしまう。
伏線の張り方も下手で、冗長な中盤によって、ほぼ先読みができてしまう。
「100人の警官を輸送役にする」というアイディアはすばらしいのに、もったいない。
Mrs.Fictions「15 Minutes Made in 本多劇場」の本番2日目。
13時より、2ステージ目。
『魔術』の上演時間は15分36秒。
出来はGOOD!
キャラメルボックスの多田直人、林貴子、真柴あずき、西川浩幸、大森美紀子が見に来てくれました。
18時より、3ステージ目。
『魔術』の上演時間は15分24秒。
これがベストタイムではないかと思います。
出来はもちろんGOOD!
キャラメルボックスの早海亜衣里が見に来てくれました。
『魔術』は6本中2番目の上演。
3人の役者たちは、3・4・5・6番目の上演中、楽屋でジッとしているそうです。
まず反省会を30分やって、後はモニターで、他団体の芝居を聞いている。
で、最後のカーテンコールに出る。
待ち時間はなんと70分。
でも、6番目の人たちは自分の出番まで90分待たなきゃいけないんだから、それはそれで大変。
そうやってみんなで力を合わせて、この芝居を作っているのです。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
呉勝浩『ロスト』(講談社)読了。
「ムラセナズサは預かっている。これはイタズラではなく、営利誘拐だ」
無断欠勤を続けていた村瀬梓が勤めるコールセンターにかかってきた犯行電話。
身代金の要求額は1億円、輸送役は100人の警官。
なぜ家族でなく、会社にかけてきたのか。
なぜ1億円なのか。
なぜ100人も必要なのか。
警察と関係者たちは、「ピュワイト」と名乗る犯人に翻弄されていく‥‥。
『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞してデビューした呉勝浩氏の第二作。
着想は悪くないが、完成度は高くない。
無駄な登場人物、無駄なエピソードが多すぎて、中盤、完全にダレてしまう。
伏線の張り方も下手で、冗長な中盤によって、ほぼ先読みができてしまう。
「100人の警官を輸送役にする」というアイディアはすばらしいのに、もったいない。
Mrs.Fictions「15 Minutes Made in 本多劇場」の本番2日目。
13時より、2ステージ目。
『魔術』の上演時間は15分36秒。
出来はGOOD!
キャラメルボックスの多田直人、林貴子、真柴あずき、西川浩幸、大森美紀子が見に来てくれました。
18時より、3ステージ目。
『魔術』の上演時間は15分24秒。
これがベストタイムではないかと思います。
出来はもちろんGOOD!
キャラメルボックスの早海亜衣里が見に来てくれました。
『魔術』は6本中2番目の上演。
3人の役者たちは、3・4・5・6番目の上演中、楽屋でジッとしているそうです。
まず反省会を30分やって、後はモニターで、他団体の芝居を聞いている。
で、最後のカーテンコールに出る。
待ち時間はなんと70分。
でも、6番目の人たちは自分の出番まで90分待たなきゃいけないんだから、それはそれで大変。
そうやってみんなで力を合わせて、この芝居を作っているのです。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
時を超える美術 [本]
2月21日(火)
新見隆『時を超える美術』(光文社新書)読了。
武蔵野美術大学教授の新見隆が、モダンアート、グローカルアートの様々な作家を紹介・解説する。
取り上げられたのは、
〇亀山全吉
〇香月泰男
〇菅井扱
〇イサム・ノグチ
〇瀧口修造
〇石上純也
〇フランク・ロイド・ライト
などなど。
知らない人が多くて、とてもタメになった。
が、文章がいささか乱暴だったり、美術の基礎的な知識を前提にして書かれていたりで、少々読みにくかった。
Mrs.Fictions「15 Minutes Made in 本多劇場」の仕込み2日。
場当たり。
我々キャラメルボックスは15時から16時まで。
1445より舞台の説明を受けて、頭からやっていきました。
途中で止めて、修正して、ちょっと前から再開して、を繰り返して、30分でラストに到達。
まだ時間があったので、1回通しました。
上演時間は15分52秒で、ちょっと長くなってしまいました。
しかし、照明も音響もバッチリ合って、いい出来でした。
1550に撤収しました。
明日はゲネプロと本番初日。
頑張ります!
新見隆『時を超える美術』(光文社新書)読了。
武蔵野美術大学教授の新見隆が、モダンアート、グローカルアートの様々な作家を紹介・解説する。
取り上げられたのは、
〇亀山全吉
〇香月泰男
〇菅井扱
〇イサム・ノグチ
〇瀧口修造
〇石上純也
〇フランク・ロイド・ライト
などなど。
知らない人が多くて、とてもタメになった。
が、文章がいささか乱暴だったり、美術の基礎的な知識を前提にして書かれていたりで、少々読みにくかった。
Mrs.Fictions「15 Minutes Made in 本多劇場」の仕込み2日。
場当たり。
我々キャラメルボックスは15時から16時まで。
1445より舞台の説明を受けて、頭からやっていきました。
途中で止めて、修正して、ちょっと前から再開して、を繰り返して、30分でラストに到達。
まだ時間があったので、1回通しました。
上演時間は15分52秒で、ちょっと長くなってしまいました。
しかし、照明も音響もバッチリ合って、いい出来でした。
1550に撤収しました。
明日はゲネプロと本番初日。
頑張ります!
70代現役!「食べ方」に秘密あり [本]
2月20日(月)
生島ヒロシ+石原結實『70代現役!「食べ方」に秘密あり』(青春出版社)読了。

フリーアナウンサーの生島ヒロシと、イシハラクリニック院長の石原結實が、70代の正しい食事の仕方を伝授する。
70代のお二人の実践が凄い。
〇帰宅時は石鹸で手洗い。
〇毎日、塩水で鼻うがい。
〇就寝時は口テープで鼻呼吸。
〇飲み物は、カテキンを多く含む日本茶と紅茶。
〇味噌・納豆・キムチ・ヨーグルトなどの発酵食品を毎日。
〇朝起きたら白湯。
〇食事は1日1食。夕食のみ。
〇寝る時は靴下でなく湯たんぽ。
〇毎日筋トレ。
〇お風呂はぬるめで、お湯に浸かるのは15分。
〇就寝4時間前から断食。
〇16時間の断食。
〇満腹になるまで食べない。腹7分目。
とてもここまではできないと思った。
要するに、体を冷やさないこと。血を汚さないこと。免疫力を高めること。
できることから少しずつやっていこうと思う。
とてもタメになる本。
お薦めです。
今日は今年13回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,1キロ歩いて、2,2キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分47秒。
前回より2秒遅くなってしまいました。
その後は、『クロノス・ビギンズ』の執筆。
1場が完成し、2場に取りかかりました。
こっちも焦らず、少しずつやっていこうと思います。
頑張ります。
生島ヒロシ+石原結實『70代現役!「食べ方」に秘密あり』(青春出版社)読了。

70代現役! 「食べ方」に秘密あり (青春新書インテリジェンス)
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2022/03/02
- メディア: 新書
フリーアナウンサーの生島ヒロシと、イシハラクリニック院長の石原結實が、70代の正しい食事の仕方を伝授する。
70代のお二人の実践が凄い。
〇帰宅時は石鹸で手洗い。
〇毎日、塩水で鼻うがい。
〇就寝時は口テープで鼻呼吸。
〇飲み物は、カテキンを多く含む日本茶と紅茶。
〇味噌・納豆・キムチ・ヨーグルトなどの発酵食品を毎日。
〇朝起きたら白湯。
〇食事は1日1食。夕食のみ。
〇寝る時は靴下でなく湯たんぽ。
〇毎日筋トレ。
〇お風呂はぬるめで、お湯に浸かるのは15分。
〇就寝4時間前から断食。
〇16時間の断食。
〇満腹になるまで食べない。腹7分目。
とてもここまではできないと思った。
要するに、体を冷やさないこと。血を汚さないこと。免疫力を高めること。
できることから少しずつやっていこうと思う。
とてもタメになる本。
お薦めです。
今日は今年13回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,1キロ歩いて、2,2キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分47秒。
前回より2秒遅くなってしまいました。
その後は、『クロノス・ビギンズ』の執筆。
1場が完成し、2場に取りかかりました。
こっちも焦らず、少しずつやっていこうと思います。
頑張ります。