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ミステリークロック [本]

9月30日(月)
貴志祐介『ミステリークロック』(角川書店)読了。

ミステリークロック

ミステリークロック

  • 作者: 貴志 祐介
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: 単行本


森玲子は50代のミステリー作家。
ある地方の山の頂きに豪華な山荘を作り、友人たちを招待する。
その中には弁護士の青砥純子と、その知人の榎本径の姿もあった。
この山荘には、玲子が集めた時計のコレクションがあった。
玲子が自室で仕事をしている間に、夫でやはりミステリー作家である時実玄輝が客たちにコレクションを見せ、値段の順番を当てさせるというゲームを行っていた。
ゲーム終了後、玲子の毒殺死体が発見された。
犯人は客たちの中にいる……。

貴志祐介氏の本はこれが13冊目。
短編1作、中編3作を収録した本で、上記は表題作の『ミステリークロック』。
犯人が仕掛けたトリックがあまりにも複雑怪奇で、それを榎本が解き明かせるのが信じられなかった。
他の3編はそこまでではないので、楽しめた。
とは言え、貴志氏の博学多才ぶり、仕掛けの巧緻さには敬服せざるを得ない。
やっぱり凄い人だ。

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モニカ・ベルッチの情事 [映画]

9月30日(月)
フランチェスコ・ラウダディオ監督『モニカ・ベルッチの情事』(1992年)WOWOWで鑑賞。

モニカ・ベルッチの情事 [DVD]

モニカ・ベルッチの情事 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD


イタリア、海辺の小さな街。
フランチェスカ(モニカ・ベルッチ)は裕福な実業家の妻で、娘が1人。
ある日、夫が交通事故で亡くなり、夫が借金まみれであったことを知る。
生活費を稼ぐため、フランチェスカはあるアイディアを思いつく。
それは、20人の男性に、一人1億リラの懸賞金を払ってもらい、抽選。
勝った1人と、4年間、愛人になる、というプラン。
希望者が続々と現れるが、やがてその妻たちが騒ぎ始める……。

タイトルは、「モニカ・ベルッチが行っている情事」という意味ではなく、「モニカ・ベルッチが主演した映画『情事』」という意味。
モニカ・ベルッチは1964年、イタリア生まれ。
1988年、モデルとしてデビュー。
1990年、女優としてデビューし、1992年にハリウッドに進出。
1999年、ヴァンサン・カッセルと結婚し、二子の母となる。
2013年、離婚。
「イタリアの宝石」と呼ばれる、イタリアを代表する美人女優で、イタリア語、フランス語、英語、ペルシャ語が堪能らしい。
この映画の撮影時は28歳で、やはり美しい。
映画自体はチープなテレビドラマといった感じ。
残念。

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エージェント・マロリー [映画]

9月29日(日)
スティーヴン・ソダーバーグ監督『エージェント・マロリー』(2011年)GYAOで鑑賞。

エージェント・マロリー [DVD]

エージェント・マロリー [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


マロリー(ジーナ・カラーノ)は、民間軍事企業に所属する女スパイ。
経営者のケネス(ユアン・マクレガー)は、昔付き合っていた恋人。
ケネスの命令で、マロリーはバルセロナへ飛び、パートナー(チャニング・テイタム)と共に人質救出作戦を遂行する。
次に、MI6からの依頼で、ダブリンへ。
パートナーのポール(マイケル・ファスベンダー)と夫婦を装い、あるパーティに出席する。
しかし、それは罠だった……。

主演のジーナ・カラーノはアメリカを代表する女性総合格闘家らしい。
物凄い身体能力で、敵をバンバン倒していく。
あまりにも強すぎて、観る側はスリルを全く感じない。
「いけいけ! やれやれ!」というワクワクを感じればいいのかもしれないが、現実離れ、人間離れを感じてしまう。
マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラスも出演していて、稀に見る豪華キャスト。
しかし、一番強いのは、ジーナ・カラーノ。


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MARA/マーラ [映画]

9月28日(土)
クライブ・トンジ監督『MARA/マーラ』(2018年)WOWOWで鑑賞。

マーラ [DVD]

マーラ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • メディア: DVD


イギリス。
犯罪心理学者のケイト(オルガ・キュリレンコ)は、睡眠中の夫を殺した女の精神鑑定を行う。
女は「夫を殺したのは、眠りの悪霊マーラだ」と主張する。
ケイトは女を精神病院へ送致するが、「ママと離さないで」と言った幼い娘を裏切ったことを深く後悔する。
被害者の夫が睡眠障害に苦しむ人々の会合に参加していたことを知り、ケイトも参加。
そこで、マーラの存在を主張する男と出会う……。

ホラー映画は苦手だが、オルガ・キュリレンコが主演なので、見てみた。
丁寧に作られた映画で、オルガも美しかった。
しかし、あまり怖くないので、ホラー映画としてはイマイチなのかもしれない。
僕はホッと安心したが。

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衝撃の真実100 [本]

9月27日(金)
神岡真司『衝撃の真実100』(ワニブックス「PLUS」新書)読了。

衝撃の真実100 (ワニブックスPLUS新書)

衝撃の真実100 (ワニブックスPLUS新書)

  • 作者: 神岡 真司
  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2018/04/09
  • メディア: 新書


ビジネス心理研究家の神岡真司が、世間の常識を引っ繰り返す衝撃の事実を100、紹介・解説する。

〇人間の脳は10%しか使われていない→ウソ!
〇森林や滝にはマイナスイオンがあるから癒される→ウソ!
〇バカは風邪を引かない→ホント!
〇舌には「味覚地図」がある→ウソ!
〇カルシウム不足だとイライラする→ウソ!
〇夢を見るのはレム睡眠だけ→ウソ!
〇暗い場所での読書は視力を低下させる→ウソ!
などなど、僕も素直に信じていた常識が引っ繰り返され、快感だった。
ただし、後半は衝撃の真実というより、様々な商売の裏話で、さほどの驚きはない。
『衝撃の真実33』ぐらいが適当なところかな。

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泣かないで [映画]

5月27日(金)
グレン・ジョーダン『泣かないで』(1981年)WOWOWで鑑賞。



ニューヨーク。
ジョージア(マーシャ・メイソン)はブロードウェイの人気女優で、38歳、独身。
病院に入院して、アルコール中毒を克服し、15キロの減量に成功。
親友のトビー(ジョーン・ハケット)とジミー(ジェームズ・ココ)が自宅で温かく迎える。
そこへ、ジョージアの17歳の娘ポリー(クリスティ・マクニコル)がやってくる。
ポリーは別れた夫が引き取ったが、1年だけジョージアと暮らしたいと言う。
ジョージアは渋々受け入れたが、別れた恋人から電話がかかってきて……。

原題は『Only When I Laugh』。
ニール・サイモンの戯曲『ジンジャーブレッド・レディ』を映画化したもので、シナリオはニール・サイモン自身が担当。
主演はニール・サイモンの妻マーシャ・メイソン。
つまり、『グッバイ・ガール』と『第二章』と同じく、夫婦の映画(ただし二人は1983年に離婚)。
しかし、この映画のヒロインのジョージアは悪質なアルコール中毒で、あまりにも自己中心的で、感情移入が難しかった。
現実はもっとひどいのだろうが。

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シャーデンフロイデ [本]

9月26日(木)
中野信子『シャーデンフロイデ』(幻冬舎新書)読了。

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 (幻冬舎新書)

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 (幻冬舎新書)

  • 作者: 中野 信子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/01/18
  • メディア: 新書


東日本国際大学教授の中野信子が、「シャーデンフロイデ」(誰かが失敗した時に思わず湧き起こってしまう喜びの感情)を解説する。

これは恐ろしい本だ。
「シャーデンフロイデ」は悪い感情だが、すべての人間に起こる感情だと、中野信子氏は語る。
それが自然であり、本能なのだと。
人が「シャーデンフロイデ」を感じる時、体内ではオキシトシンというホルモンが分泌されている。
これは「幸せホルモン」と呼ばれているもので、人が愛・絆・安らぎ・癒しを感じる時に分泌される。
つまり、「シャーデンフロイデ」も愛も、原因は同じなのだ。
なぜか?
人間は長い歴史の中で生存競争を闘っていた。
そして、勝ち抜いてきた。
闘いに勝ち抜くためには、「シャーデンフロイデ」という感情が必要であり、「シャーデンフロイデ」を感じた人間だけが淘汰の結果、生き残ったのだ。
「シャーデンフロイデ」は否定できない。
が、それに振り回されてはいけない。
僕も肝に銘じようと思う。
お薦めです。

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ポランスキーの欲望の館 [映画]

9月26日(木)
ロマン・ポランスキー監督『ポランスキーの欲望の館』(1972年)GYAOで鑑賞。

ポランスキーの欲望の館 blu-ray

ポランスキーの欲望の館 blu-ray

  • 出版社/メーカー: 映像文化社
  • メディア: Blu-ray


イタリア。
ナンシー(シドニー・ローム)はアメリカ人のヒッチハイカー。
旅の途中で車に乗せてくれた3人の若い男たちにレイプされそうになり、近くの邸宅に逃げ込む。
そこは変わった邸宅で、様々な人々が暮らしていたが、ナンシーには無関心。
ナンシーは怪しい紳士アレックス(マルチェロ・マストロヤンニ)と親しくなるが……。

『戦場のピアニスト』で有名なロマン・ポランキスー監督の、全く聞いたことがなかった映画。
GYAOで見つけて、マルチェロ・マストロヤンニが主演ということで、鑑賞することにした。
ひたすら緩くて、ストーリー性の弱い映画だった。
撮影は、プロデューサーのカルロ・ポンティが所有する、イタリアのアマルフィの別荘で行われたらしい。
また、即興で撮ったシーンもあるらしい。
原題は『Che?』で、日本語に訳せば、「何?」。
だから邦題を変えたのだろうが、『欲望の館』というのはちょっと行き過ぎ。
あまり期待してなかったが、感想は「やっぱりなあ」。

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青くて痛くて脆い [本]

9月25日(木)
住野よる『青くて痛くて脆い』(角川書店)読了。

青くて痛くて脆い

青くて痛くて脆い

  • 作者: 住野 よる
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/03/02
  • メディア: 単行本


田端楓は大学4年の男子。
入学直後、同じ学部の秋好寿乃(あきよしひさの)と友人になる。
秋好は極端な理想論の持ち主で、授業中に空気を読まない質問をして、浮いていた。
田端から見ると、青くて痛くて脆い女の子だった。
秋好は世界を少しでも良くするために、二人で行動を起こそうと言った。
そして、この二人だけのグループに「モアイ」という名前を付けた……。

住野よる氏の本はこれが5冊目。
大学生の男女の友情を描いた物語。
ストーリーは物足りなかったが、今の大学生の言動と心理が非常にリアルで、大いに勉強になった。
それにしても、この人のタイトルのセンスはすばらしい。
間違いなく本屋で目を引く。
僕も見習わなくては!

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錯視芸術図鑑 [本]

9月24日(火)
ブラッド・ハニーカット+テリー・スティッケルズ『錯視芸術図鑑』(創元社)読了。

錯視芸術図鑑:世界の傑作200点

錯視芸術図鑑:世界の傑作200点

  • 作者: ブラッド・ハニーカット
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2014/07/23
  • メディア: 単行本


アメリカ・ミシガン州在住のウェブ技術者のブラッド・ハニーカットと、アメリカ・テキサス州在住のパズルデザイナーのテリー・スティッケルズが、世界の錯視芸術の名作200点を紹介する。

錯視芸術と言えば、アルチンボルドとエッシャーだが、もちろんどちらも数点掲載されていた。
他にも、オクタビオ・オカンポ、ラファル・オルビンスキ、ロブ・ゴンサルヴェスなどが有名なようだが、芸術の域には達してないと思う。
写真の作品や、立体や、文字だけの作品もあって、楽しめた。
錯視芸術は古代ギリシアから始まるが、17世紀のオランダで流行し、「トロンプ・ルイユ」(騙し絵)と呼ばれた。
1960年代からは、「オプ・アート」と呼ばれた。
また、文字だけの作品は、「アンビグラム」と呼ばれる。
現代はコンピューターで作られる。
現代での呼び名は、「オプティカル・イリュージョン」(錯視)である。

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