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絵本の絵を読み解く [本]

4月14日(土)
杉浦範茂『絵本の絵を読み解く』(NPO読書サポート)読了。

絵本の絵を読み解く

絵本の絵を読み解く

  • 作者: 杉浦範茂
  • 出版社/メーカー: NPO読書サポート
  • 発売日: 2015/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


絵本作家の杉浦範茂が、名作絵本24冊の絵を解説する。

取り上げられた絵本は、
赤羽末吉『スーホの白い馬』
加古里子『からすのパンやさん』
滝平二郎『モチモチの木』
林明子『はじめてのおつかい』
長新太『おしゃべりなたまごやき』
など、誰もが知っている名作ばかり。
プロの目から見た批評はとてもためになった。

キャラメルボックス2018春の新人練習の8日目、最終日。
12時より、2キロ走。
僕も一緒に走って、11分4秒、前回より4秒短縮したけど、やっぱり7位。
悔しい!
その後は、山崎雄也コーチのリードで、ストレッチと筋トレ。
僕のリードで、ストップターン、ストップモーション、スローウォーク、発声練習、1人コント、台本練習。
1人コントは僕がその場でお題を与えて、アドリブでやってもらいました。
2分間に最低3個ボケろと言ったのですが、3個に達しない者をチラホラ。
しかし、台本練習は、1回目とは見違えるほど、みんなよくなりました。
18時に終了して、近所の居酒屋で打ち上げ。
おいしいビールを飲んで、帰宅しました。

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甘い物は脳に悪い [本]

4月13日(金)
笠井奈津子『甘い物は脳に悪い』(幻冬舎新書)読了。

甘い物は脳に悪い (幻冬舎新書)

甘い物は脳に悪い (幻冬舎新書)

  • 作者: 笠井 奈津子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/09/30
  • メディア: 新書


栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストの笠井奈津子が、食事が仕事に与える影響について詳しく解説する。

〇甘い物を食べると血糖値が上がるが、すぐにまた下がり、集中力か減退して、疲れを感じる。
〇仕事がてきる人は朝食をガッツリ食べる。
〇朝食は、ごはん、みそ汁、魚の焼き物、野菜の煮物、生卵、焼き海苔などのいわゆる「地味飯」がベスト。
〇菓子パンだけの朝食は避けるべき。菓子パンはパンと言うより菓子。
〇疲れた時は甘い物でなく、タンパク質かビタミンCを取る。
〇コンビニ弁当を食べる時は、具だくさんのスーフをつける。サンドイッチは避けるべき。
〇ファーストフード店でハンバーガーを食べる時は、ポテトでなくサラダをつける。
〇牛丼を食べる時は、みそ汁より豚汁をつける。
どれも皆、わかっちゃいるけどやめられないことばかり。
とりあえず、ビタミンCはもっと取ろうと思った。

新作の執筆、6場の途中まで進みました。
ペースがどんどん上がってきて、書くのが辛くなくなってきました。
夕方、外出しないと運動不足になると思い、近所の図書館へ行ってきました。
先週借りた8冊のうち5冊を返して、2冊借りました。
書いて読んで、書いて読んでの毎日。
さすがに4日も続けると、腰が痛くなってきます。
明日は久しぶりに芝居の稽古。
楽しみです。

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キャリー [本]

4月13日(金)
スティーヴン・キング『キャリー』(新潮文庫)読了。

キャリー (新潮文庫)

キャリー (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1985/01/01
  • メディア: 文庫


1966年、アメリカ、メイン州、チェンバレン。
キャリー・ホワイトは17歳で、母親と二人暮らし。
母親のマーガレットはキリスト教の狂信的な信者で、キャリーにも信仰を押しつけた。
キャリーの振る舞いは高校の中で浮き上がり、イジメの対象となってしまう。
ある日、体育の授業の後、キャリーが体を洗っていると、血が流れ出した。
初潮だったが、キャリーにはその知識が全くなく、激しく泣き叫んだ。
周囲にいた女生徒たちは、キャリーにナプキンやタンポンを投げつけた……。

1974年に出版された、スティーヴン・キングのデビュー作。
アメリカで映画化が3回、テレビドラマ化が1回。
僕はブライアン・デ・パルマ監督の1回目の映画化を見たが、原作は未読だった。
文庫本で390ページの長編だが、キャリーが体験する事件はたったの二つしかない。
後は、事件に関する報道、研究書、証言などが随所に挿入されている。
おかげでなかなか話が進まない。
この圧倒的に細かい(しつこい)ディテールこそがキングの特徴で、それは既にこのデビュー作から確立していたのだ。
その後の作品と比較するとあまりにもシンプルな物語だが、その分、インパクトは強烈。
出版から44年も経ってしまったが、読んでよかった。

新作執筆と並行して、キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』のテキストレジをしていました。
以前、一度やったのですが、制作サイドから上演時間の短縮を求められたため、まずは共同演出の有坂美紀にカット案を考えてもらい、それを検討していました。
で、ようやく終了。
2014年の再演は117分でしたが、今回は5~7分程度短くなると思います。
ちょっぴりスリムになった『無伴奏ソナタ』、お楽しみに!


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デザインを学ぶ2 色彩と配色セオリー [本]

4月12日(木)
石田恭嗣『デザインを学ぶ2 色彩と配色セオリー』(エムディエヌコーポレーション)読了。

デザインを学ぶ2 色彩と配色セオリー

デザインを学ぶ2 色彩と配色セオリー

  • 作者: 石田 恭嗣
  • 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
  • 発売日: 2013/06/04
  • メディア: 単行本


デザイナーの石田恭嗣が、デザインにおける配色の基礎を解説する。

まさにデザインの教科書で、配色の基礎がみっちり書かれていて、非常にためなった。
少々難しかったが。
付録として、様々な色の分類が載っていた。
「新鮮さを感じさせる色20」「甘さを感じさせる色20」「子供っぽい色20」などなど。
一つ一つの色を見るとそうでもないのだが、20集るとまさにそのイメージ。
「エレガントな印象の色20」「和を感じさせる色20」「ヨーロッパ調の色20」など、とてもおもしろかった。
「酸っぱさを感じさせる色20」は、黄色、黄緑、グレーの、高明度、高彩度のものばかりで、思わずツバが出そうになった。
色の力である。

執筆中の夏の新作、5場の途中まで来ました。
夕方、駅前の本屋まで散歩に出かけました。
しかし、未読の本が家にいっぱい溜まっているので、買うのは我慢。
この4月から、娘は大学3年、息子は高校3年に進級しました。
夕食を食べながら、それぞれの授業の様子を聞きました。
息子は体育で硬式テニスをやっているとのこと。
サービスが決まらない、ラリーが続かないで、全くおもしろくないそうです。
僕は中学時代、軟式テニス部だったのですが、硬式の経験は全くありません。
やっぱり難しいのでしょうか?

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ユニオン・クラブ綺談 [本]

4月12日(木)
アイザック・アシモフ『ユニオン・クラブ綺談』(創元推理文庫)読了。

ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)

ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)

  • 作者: アイザック アシモフ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1989/07/21
  • メディア: 文庫


「私」は毎夜、ユニオン・クラブへ行き、友人3人と話をする。
3人とは、ジェニングス、バラノフ、グリズウォルド。
老人のグリズウォルドは、元は政府の情報機関に勤めていて、無類の話上手。
彼の話には必ず謎で終わるが、「私」たち3人は答えがわからない。
「私」たちがグリズウォルドから聞いた、30の話。

SF作家のアイザック・アシモフが、1983年に発表したショートショート。
アシモフは、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラークと並ぶアメリカSF界の巨人で、代表作は『われはロボット』などのロボット小説。
かの「ロボット工学3原則」を作ったのもアシモフだ。
が、この本は何ともお粗末でガッカリ。
ラストのオチがいずれも意外な知識、ウンチクネタに頼ったもので、どんでん返しになっていない。
日本のショートショートの生みの親、星新一氏とは雲泥の差。
スパイの世界にもリアリティがなく、何とも残念な本だった。

今日も自宅で執筆。
昨日も一昨日も、外出はお昼に近所のスーパーに出かける1回だけ。
スマホの万歩計はわずか1000歩前後、350メートル前後です。
これは健康に良くない!
夜はいつも通り、ストレッチと腹筋と腕立てとチューブをやっているのですが、これでは足腰が弱ってしまう!
今日はちょっと長い散歩に出かけようかしら。

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体感するサインデザイン [本]

4月11日(水)
宮崎桂『体感するサインデザイン』(六耀社)読了。

体感するサインデザイン

体感するサインデザイン

  • 作者: 宮崎桂
  • 出版社/メーカー: 六耀社
  • 発売日: 2015/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


クリエイティブ・ディレクターの宮崎桂が、自身が手がけたサインデザイン30件を紹介する。

サインデザインとは、建築物の中にある文字や記号などによる表示のデザイン。
たとえばトイレの表示、1階・2階など階の表示、その階の平面図などを、見やすく、オシャレにデザインする。
この本では「道の駅よしおか温泉」「電通本社ビルディング」「多摩大学グローバルスタディーズ学部」など、様々な具体例が紹介されていて、とても興味深かった。
サインデザインは、会社や建物のイメージに合わせて行われる。
カッコよさとわかりやすさを両立させなければならない。
自分が芝居でやっていることと共通する部分があると思ったし、ゆえにとても勉強になった。

今日も自宅で新作の執筆。
現在、4場の途中まで進みました。
昨日、辻村深月さんが『かがみの孤城』で2017年度の本屋大賞を受賞しました。
ファンの一人として、とてもうれしいです。
この本が出版された直後、雑誌の企画で辻村さんと対談したことを思い出しました。
僕は読み終わったばかりだったので、興奮して、あの場面がよかった、この場面がよかったとしゃべりまくってしまいました。
辻村さんは先日のキャラメルボックス2018スプリングツアー『夏への扉』も見に来てくれました。
いつもお世話になってばかりです。
辻村さん、本当におめでとうございます。

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影裏 [本]

4月10日(火)
沼田真祐『影裏』(文藝春秋)読了。

影裏 第157回芥川賞受賞

影裏 第157回芥川賞受賞

  • 作者: 沼田 真佑
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本


「わたし」は30代前半のサラリーマンで、岩手県盛岡市に転勤。
同僚の「日浅」と親しくなり、二人で釣りに行くようになる。
日浅は、大きなものが崩壊する様子を見るのが好きだった。
ところが、その日浅が「わたし」に黙って退職してしまう。
「わたし」には日浅が忘れられない……。

芥川賞受賞作。
淡々としたタッチで、ゲイの男の心理を描く。
「わたし」は日浅と再会し、そして永遠に日浅を失う。
東北の震災が起こるのだ。
最後に現れる日浅の父親が恐しい。
ラスト、日浅を失った「わたし」の悲しみが切々と伝わっている。
が、あくまでも静かな物語。

今日も自宅で執筆。
夏の新作、3場の途中まで書きました。
徐々にではありますが、書くスピードが上がってきました。
河原和音原作、アルコ作画のマンガ『俺物語!!』全13巻を読了しました。
3巻までは圧倒的におもしろかったのですが、その後は普通のラブコメになってしまい、少々残念でした。
それぞれのライバルが現れ、やきもきするという、ラブコメにありがちなパターンの繰り返しになったのです。
しかし、最後の12・13巻は盛り上がって、おもしろくなりました。
やはり僕はストーリー性の強いものが好きなのだと再確認しました。

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違いのわかる写真術。 [本]

4月9日(月)
西川善雄『違いのわかる写真術。』(三樹書房)読了。

東京電機大学職員で、アマチュアカメラマンの西川善雄が、スナップ写真を上手に撮るコツを伝授する。

1997年に出版された本だが、Amazonや楽天で検索しても出ないので、既に絶版になっているのかもしれない。
僕は地元の図書館で借りた。
失敗例と成功例を並べて解説するので、とてもわかりやすい。
成功例の下にキャプションとして、「よみうり写真大賞入選作」などと書いてあるのが微笑ましい。
副題が『西川名人の比較写真教室』。
自分で名人と言ってしまうのもいい。
とても勉強になりました。

今日は10時より、キャラメルボックス俳優教室の授業。
15時に終了して、1530より、キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』の第一回美術会議と諸々の打合せ。
1655に終了して、17時より、キャラメルボックス春の新人練習の5回目。
2130に終了して、帰宅しました。
56歳の僕には少々ハードな1日でした。
それなのに、新人練習では模範演技までやってしまいました。
バカですね。
でも、新人たちの成長が見られて、とてもうれしかったです。


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芸人最強社会ニッポン [本]

4月9日(月)
太田省一『芸人最強社会ニッポン』(朝日新書)読了。

芸人最強社会ニッポン (朝日新書)

芸人最強社会ニッポン (朝日新書)

  • 作者: 太田省一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/08/10
  • メディア: 新書


社会学者の太田省一が、お笑い芸人が政治・報道・芸術などあらゆる分野において、その卓越した「コミュニケーション能力」によって、その道のプロを駆逐する日本の現状を解説する。

今の若い人には信じられないだろうが、昔、お笑い芸人の身分は低かった。
森繁久弥も渥美清も、お笑い芸人を卒業して、俳優になった。
が、現在、ビートたけしは世界的な映画監督になっても、芸人を辞めない。
テレビのバラエティ番組の司会はほとんどが芸人。
報道番組でさえも、司会やコメンテーターとして、芸人が顔を出す。
庶民の代表として、活躍している。
それはなぜか?
答えはコミュニケーション能力の高さ。
その場の空気を読んで、気の利いた、おもしろいことが言えるからだ。
芸人の地位を押し上げたのは、萩本欽一、そして、お笑いビッグ3と呼ばれるビートたけし、タモリ、明石家さんま。
特にビートたけしのテレピ・プロデューサー、映画監督としての活躍が大きい。
また、ダウンタウンの松本人志の「お笑いは芸術」「お笑いが一番難しい」という主張が、芸人をアーティストにまで押し上げた。
芸人は日本のテレビを制覇した。
作者の太田氏は、この傾向は今後もまだまだ続くと予想する。
日本は「コミュ力」を必要とする社会だからだ。
非常にためになる本、お薦めです。

今日は10時から、俳優教室の授業。
僕が実技を教えるのは今日が初めてです。
朝から緊張して、興奮しています。
それでは行ってきます!

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素敵な日本人 [本]

4月8日(日)
東野圭吾『素敵な日本人』(光文社)読了。



東野圭吾のミステリ短編集で、9つの作品を収録。

東野圭吾氏の本はこれが64冊目。
ユーモアミステリからSFまで、非常にバラエティに富んだ本でも、もちろんどの作品も楽しめる。
僕は『レンタルベビー』と『水晶の数珠』が特に気に入った。
ところで、この本には演劇に携わっている登場人物が何人も出てきた。
東野さんは、以前より演劇を身近に感じるようになっているのではないか?
もしそれが、『容疑者χの献身』と『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の舞台化によるものだったら、とてもうれしい。
この本もお薦めです。

高2の息子が主宰する演劇ユニット「テアトロ*ネネム」の第一回公演『ある日、ぼくらは夢の中で出会う』の本番2日目。
昨日に続いて、13時の回を見てきました。
キャラメルボックスの白坂恵都子も来ていました。
昨日同様楽しめましたが、大きなミスがあったのは少々残念でした。
千秋楽の1630の回には、妻と大学3年の娘が行きました。
こちらは大きな波瀾はなかったようです。
こうして2日間4ステージの公演はつつがなく終了。
ご来場くだっさた皆さんに厚く御礼申し上げます。
演出の息子も、振付の娘も、そして4人の出演者も、この公演でたくさんのことを勉強したと思います。
彼ら彼女らの次の挑戦を楽しみにしています。

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