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海賊じいちゃんの贈りもの [映画]

1月31日(月)
アンディ・ハミルトン+ガイ・ジェンキン監督『海賊じいちゃんの贈りもの』(2014年)GYAOで鑑賞。

海賊じいちゃんの贈りもの [DVD]

海賊じいちゃんの贈りもの [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • 発売日: 2016/06/02
  • メディア: DVD


イギリス。
ダグ・マクラウド(デヴィッド・テナント)とアビー(ロザムンド・パイク)は別居中の夫婦。
2人は9歳の長女ロッティ(エミリア・ジョーンズ)、6歳の長男ミッキー(ボビー・スモールブリッジ)、4歳の末っ子ジェス(ハリエット・ターンブル)を車に乗せて、スコットランドに向かう。
おじいちゃん(ビリー・コノリー)の75回目の誕生日のパーティーに出席するため。
ダグの兄ギャビン(ベン・ミラー)と、その妻マーガレット(アメリア・バルモア)、息子ケネスは先に到着していた。
大人たちは早速パーティーの準備を始めるが、子供たちにすることはない。
おじいちゃんと共に、車で近くの入り江に出かけたが……。

原題は『WHAT WE DID ON OUR HOLIDAY』。
おじいちゃんは海岸で急死してしまう。
その直前に、自分が死んだら、海賊のように葬ってほしいと言っていたため、子供たちはその通りにする。
筏を作って、その上におじいちゃんの遺体を乗せ、火をつけて、海に流したのだ。
当然、大騒ぎになる。
いわゆる「ハートフル・コメディ」だが、子供たちの行動にはちょっとビックリした。
大人たちの言動が皆子供じみていて、コメディとは言え、ややマンガチック。
その代わり、スコットランドの景色が本当にすばらしい。
ロザムンド・パイクも美しかった。

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作家の秘められた人生 [本]

1月30日(日)
ギヨーム・ミュッソ『作家の秘められた人生』(集英社文庫)読了。

作家の秘められた人生 (集英社文庫)

作家の秘められた人生 (集英社文庫)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 文庫


ネイサン・フォウルズはアメリカを代表する作家だったが、わずか3作を発表しただけで引退し、フランスのボーモン島に隠棲してしまう。
それから20年後、小説家志望のラファエル・バイタユは、ボーモン島の書店で働くため、パリを発つ。
が、本当の目的は、フォウルズに会って、アドバイスをもらうためだった。
フォウルズの屋敷にこっそり近づくと、ライフルで威嚇された。
が、何とかフォウルズ本人に自分の作品の原稿を渡し、「読んでほしい」と頼むことができた。
翌日、ボーモン島の海岸で、女性の死体が発見された。
その死体は両手を木に打ちつけられていて、死後数日間、冷凍されていたようだった……。

ギヨーム・ミュッソの本を読むのは、『ブルックリンの少女』『パリのアパルトマン』『天国からの案内人』に続いて、4作目。
現在のフランスを代表するミステリ作家で、既読の3作はどれも質が高かった。
『作家の秘められた人生』も同様で、話がやや駆け足で進むきらいはあったが、後半はサプライズの連続で、非常に感心した。
お薦めです。

今日は今年5回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,5キロ歩いて、1,5キロ走りました。
3,5キロのタイムは、19分59秒。
前回より17秒短くなりました。
18時から、妻と2人で神楽坂のセッションハウスへ行き、娘が出演する「ダンスシアター21フェス」を見てきました。
このフェス、今回がなんと126回目。
1日1ステージ、7組が10分ずつ踊る、それが2日間2ステージ、合計14組。
今日は7組中2組が出場辞退したため、全部で5組。
娘は3組目で、ビートニックスタジオの先輩、後輩と合計3人で踊りました。
他の4組はコンテでしたが、娘の組はコンテとジャズの中間あたりだったので、とてもわりやすかった。
おかげで楽しむことが出来ました。

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ヒットマンズ・ボディガード [映画]

1月30日(日)
パトリック・ヒューズ監督『ヒットマンズ・ボディガート』(2017年)NETFLIXで鑑賞。

Hitman's Bodyguard [Blu-ray]

Hitman's Bodyguard [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Summit INC/Lionsgate
  • 発売日: 2017/11/21
  • メディア: Blu-ray


ボディガードのマイケル・ブライス(ライアン・レイノルズ)は日本人の武器商人クロサワの護衛を依頼されるが、目の前で暗殺されてしまう。
2年後、ブライスは個人で細々とボディガード業を続けていた。
その頃、ベラルーシの独裁者ヴラディスラフ・デュコビッチ(ゲイリー・オールドマン)が逮捕され、国際司法裁判所での裁判が始まる。
国連は、デュコビッチの人道に反する罪を立証するため、服役中のヒットマンのダリウス・キンケイド (サミュエル・L・ジャクソン)に証言を依頼する。
インターポールのアメリア・ルーセル(エロディ・ユン)がリーダーを務める護送チームが、キンケイドを刑務所から出発すのが、デュコビッチの手下たちに襲われ、壊滅。
アメリアはキンケイドを連れて、マンションの一室に隠れる。
そして、元カレのブライスを呼びつけ、キンケイドを裁判所に連れていってくれと頼んだ……。

原題は『The Hitman's Bodyguard』。
日本では劇場未公開となったが、Netflixによって配信が行われている。
脚本が良く出来ているので、楽しめる映画だが、主役の2人はあまりにも簡単に人を殺しすぎるし、敵からの被害を受けなさすぎ。
『ワイルド・スピード』シリーズのように、エンタメ性が過剰で、現実感が壊れているが、それを楽しむべき映画なのだろう。
アメリカ本国で大当たりして、昨年、続編『ヒットマンズ・ボディガード2』が作られた。
いずれ見たいと思う。

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最後の追跡 [映画]

1月29日(土)
デヴィッド・マッケンジー監督『最後の追跡』(2016年)NETFLIXで鑑賞。

テキサス州西部。
タナー・ハワード(ベン・フォスター)と弟のトビー(クリン・パイン)は、二軒続けて、銀行を襲った。
タナーは父親を殺して、10年間刑務所にいた。
トビーは天然ガスの掘削の仕事をしながら、病気の母を看取った。
ハワード家の牧場は荒れ果て、借金の返済期限が迫っていた。
マーカス・ハミルトン(ジェフ・ブリッジス)は、定年間際のテキサス・レンジャー。
部下のアルベルト・パーカー(ギル・バーミンガム)と共に、二人組の銀行強盗を追いかける……。

原題は『Hell or High Water』。
地味な映画だが、評論家の評価が高く、第89回アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされた。
犯罪映画、サスペンス映画だが、エンタメ性は低く、貧困に追い詰められ、犯罪に走った兄弟をリアルに描く。
兄弟がテキサス州内を動き回るため、同州の様々な景色を見ること出来た。
美しい自然と、古びて壊れかかった田舎町。
感動はなかったが、非常に見応えのある映画だった。
お薦めです。







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書きたい人のためのミステリ入門 [本]

1月28日(金)
新井久幸『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)読了。

書きたい人のためのミステリ入門(新潮新書)

書きたい人のためのミステリ入門(新潮新書)

  • 作者: 新井久幸
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/12/17
  • メディア: Kindle版


元・京都大学ミステリ研究会、現・新潮社文芸第二編集部編集長の新井久幸が、ミステリの書き方を解説する。

新井久幸氏は1969年、東京生まれ。
僕の8つ下で、世代が一つ違うと思うが、ミステリに関する本であるにもかかわらず、『クロノス・ジョウンターの伝説』や『無伴奏ソナタ』が例として挙げられているのには驚いた。
僕と趣味が完全に一致している。
だからだろうか、書いてあることがいちいち納得でき、またタメになった。
新井氏は編集者として、伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏、米澤穂信氏らの担当をしていたらしい。
3人とも僕の大好きな作家で、作品はすべてコンプリートしている。(最新作はまだ読み切れていないが)
新井氏とはきっと話が合うと思う。
一度会ってみたい。
というわけで、お薦めです。

ナッポス・プロデュース『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の稽古5日目。
7・8場の立ち稽古をした後、ダンスの振付。
川崎悦子先生が来て、オープニングのダンスを付けてくださいました。
約3時間でほぼ完成。
最初に6年前の上演時の振付をして、それをブラッシュアップ。
コミカルでカッコいい振りになりました。
お楽しみに!

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RED [映画]

1月28日(金)
ロベルト・シュベンケ監督『RED』(2010年)NETFLIXで鑑賞。

RED/レッド [AmazonDVDコレクション]

RED/レッド [AmazonDVDコレクション]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2020/12/02
  • メディア: DVD


フランク・モーゼズ(ブルース・ウィリス)は元CIAエージェントで、今は田舎で独り暮らし。
唯一の楽しみは、年金事務所の電話担当のサラ・ロス(メアリー=ルイーズ・パーカー)との気軽なおしゃべり。
ある夜、フランクは自宅で武装した集団に襲われる。
全員を返り討ちにしたが、サラに危害が及ぶ可能性に気付き、彼女が住むカンザスシティに向かう。
自宅に侵入して彼女を拉致し、元同僚のジョー・マシス(モーガン・フリーマン)が入居している老人ホームに向かう。
一方、CIAのエージョントのウィリアム・クーパー(カール・アーバン)は、上司からフランクの殺害を命令される。
フランクは、「引退した超危険人物(Retired Extremely Dangerous)」に指定されていた……。

2010年のヒット作で、2013年に続編『REDリターンズ』が作られた。
ブルース・ウィリスの主演映画は、『ダイ・ハード』シリーズ以降、どんどん軽くなり、僕はあまり見なくなった。
それで『RED』もスルーしたのだが、キャストの豪華さに気付き、今回はトライ。
やはりストーリーにおもしろみはなかったが、キャストの豪華は予想以上。
メインのブルース・ウィルス、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチの他に、『アメリカン・グラフィティ』『未知との遭遇』のリチャード・ドレイファス、『マーティ』『ポセイドン・アドベンチャー』のアーネスト・ボーグナインが出ていた。
しかし、ブルース・ウィルスはあまりも強すぎるので、彼が好きでないと、この映画は楽しめないと思った。
僕はウーン……。

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君に友だちはいらない [本]

1月27日(木)
瀧本哲史『君に友だちはいらない』(講談社)読了。

君に友だちはいらない

君に友だちはいらない

  • 作者: 瀧本哲史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/04/19
  • メディア: Kindle版


エンジェル投資家で、元・京都大学客員准教授の故・瀧本哲史が、グローバル資本主義社会を生き抜くために必要な仲間作り(チームアプローチ)を解説する。

瀧本哲史氏の本はこれが7冊目。
友達はいらないが、仲間は絶対にいる、というのが瀧本氏の主張。
その例として冒頭、黒沢明監督『七人の侍』を挙げている。
表紙も、同映画のイラスト。
で、良いチームの条件とは、
1、少人数。
2、メンバーが互いに補完的なスキルを有する。
3、共通の目的とその達成に責任を持つ。
4、問題解決のためのアプローチの方法を共有している。
5、メンバーの相互責任がある。
「劇団」もそうだなあ、と思う。
今後のキャラメルボックスの運営に、ぜひとも活かしていきたいと思う。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の稽古4日目。
4・5・6場の立ち稽古をしました。
台本一周目にもかかわらず、ほとんどの役者が台本を持たずにやっています。
最年長の近江谷太朗くんも100パーセント覚えている。
歳を取ると記憶力が落ちるはずなので、ビックリしたのですが、本人の弁によると、大分前から覚え始めたとのこと。
この意欲、本当にうれしいです。
近江谷くん、岡田さつき、久保貫太郎くん、七味まゆ味さん、岡野康弘くん。
頼りになる役者がたくさん出てくれて、本当に助かっています。
おもしろい芝居になりそうです。

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空白 [映画]

1月27日(木)
吉田恵輔監督『空白』(2021年)NETFLIXで鑑賞。

「空白」Blu-ray

「空白」Blu-ray

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2022/01/26
  • メディア: Blu-ray


青柳直人(松坂桃李)はスーパーマーケット「スーパーアオヤギ」の店長。
ある日、化粧品を万引きした女子中学生を発見。
店の外まで追いかけると、彼女は道路に飛び出し、車2台に相次いで轢かれ、死んでしまう。
彼女の名前は添田花音(伊東蒼)で、漁師の父・添田充(古田新太)と二人暮らし。
母の翔子(田畑智子)は家を出て、別の男と再婚し、現在妊娠中。
気性の荒い充は、花音が万引きしたという事実を認めず、青柳が花音を追いかけたのは別の意図があったのではないかと執拗に追求する。
青柳はマスコミにも、花音を殺したと批判され、次第に疲弊していく……。

吉田恵輔監督の映画は『純喫茶磯辺』(2008年)、『さんかく』(2010年)、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013年)『麦子さんと』(2013年12月)、『銀の匙』(2014年)、『ヒメアノ〜ル』(2016年)、『BLUE/ブルー』(2021年)に続いて、これが8本目。
今までで一番おもしろかった。
古田新太が演じる「添田充」のキャラクターと、彼の暴走ぶりが本当に恐ろしい。
「ノーメイクか?」と思うほど顔を皺くちゃにし、歩き方も気性の荒い漁師ふうにして、完全に別人に変身している。
しかし、けっしてやりすぎてはいない。
彼の演技力は現在の日本の俳優のトップクラスだと思うが、その実力が見事に発揮されている。
凄い映画。
お薦めです。

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FULL OUT 2 [映画]

1月26日(水)
ジェフ・デヴェーレット監督『FULL OUT 2』(2020年)NETFLIXで鑑賞。

オクラホマ大学女子体操部のチェイス(シドニー・コープ)とチームメイトたちは、全米大会優勝を目指して練習中。
昨年は惜しくも2位だったので、何とか優勝したい。
チェイスたちは学内で行われたダンス公演を見に行き、ブレイクダンスに興味を持つ。
そして、その公演でソロで踊っていた東洋系の女の子ライリー(ローガン・エドラ)と親しくなる……。

原題は『Full Out 2: You Got This!』。
事実に基づいた映画で、2016年にオクラホマ大学の女子体操部が全米大会で優勝した経緯を映画化。
ラストで本人たちが、自分を演じた俳優たちと二人一組で出てくる。
体操の映画化は無理だと思っていたが、俳優たちは高度な技を見事にやっていた。
もしかして、SFX?
なんと、ナディア・コマネチが1シーンだけ本人としてカメオ出演。
他に、ブレディン・ブルーナー、ライザ・ウィルク、ビリー・D・メリットらが出演。

コマネチ 若きアスリートへの手紙

コマネチ 若きアスリートへの手紙

  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2022/01/26
  • メディア: 単行本



白き舞

白き舞

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2022/01/26
  • メディア: ペーパーバック



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銀の夜 [本]

1月25日(火)
角田光代『銀の夜』(光文社)読了。

銀の夜

銀の夜

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/11/18
  • メディア: 単行本


井出ちづるは主婦で、夫の寿士と二人暮らし。
イラストの仕事もしているが、依頼はまだあまり来ない。
寿士が会社の後輩と浮気していることに気付いていたが、なぜか嫉妬を感じない。
ある日、中学高校時代の友人の、草部伊都子、岡野麻友美と3人で食事する。
伊都子の母親は高名な翻訳家で、本人はカメラマン。
麻友美は主婦で、4歳の娘を芸能人にしようと躍起になっている。
3人は高校時代、ガールズバンドでデビューし、少しだけ売れたが、すぐに解散してしまった。
10年後、35歳になって、3人とも幸せを掴めずにいた……。

角田光代氏の本はこれが84冊目。
あとがきによれば、2005~2007年に雑誌「VERY」に『銀の夜の船』というタイトルで連載した小説で、校正刷りまで行ったが、出来が悪かったため、放っておいたと言う。
その校正刷りを2017年に発見し、2020年にそのまま出版。
確かに、角田氏の作品と思えないほど、出来が良くない。
登場人物もエピソードも、既視感のあるものばかり。
なぜ出版したのか、はなはだ疑問。

ナッポス・プロデュース『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の稽古2日目。
読み合わせの2回目。
1シーンずつ止めて、ダメ出しや解説をしがら、最後までやりました。
僕にしては珍しく、曲をかけながら、やりました。
19曲中、7曲を差し替えるため、その候補曲を試したのです。
かけたのは、演出助手の川人(かわんど)さん。
稽古終了後、川人さんとさらに検討をして、一応、選曲が確定しました。
明日から、またこれをかけて、さらに検討していきます。
頑張ります。

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