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西遊記 はじまりのはじまり [映画]

5月26日(土)
チャウ・シンチー監督『西遊記 はじまりのはじまり』(2013年)GEOのレンタルDVDで鑑賞。

西遊記~はじまりのはじまり~ [DVD]

西遊記~はじまりのはじまり~ [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD


玄奘(ウェン・ジャン)は駆け出しの妖怪ハンター。
ある村で、人間を襲う怪魚が出現する。
玄奘は村の人々を救おうとするが、法力がないため、全く歯が立たない。
そこへ、段という名の、女の妖怪ハンター(スー・チー)が現れ、怪魚を倒す。
玄奘が師匠に自分の非力を訴えると、五指山に封じられている孫悟空(ホワン・ボー)を味方につけろと言う。
玄奘は五指山に向かう……。

西遊記が元になっているが、玄奘が妖怪ハンターという設定からして、ぶっ飛んでいる。
ためにためて出てきた孫悟空が、チビ・ハゲ・オッサンというのも凄い。
『カンフーハッスル』の悪役を思い出した。
段が玄奘に惚れて、猛烈にアタックするのがおもしろかった。
続編もあるようだが、どうしようかな?

自宅に籠もっての執筆作業も今日で5日目。
アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって/夏の大会編』脚本第一稿は、全12場中、4場まで進みました。
ホントに1日1場のペース。
こうなったら、今日も1場分書き進めたい。
頑張ります!


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もっと知りたいモネ [本]

5月25日(金)
安井裕雄『もっと知りたいモネ』(東京美術)読了。

もっと知りたいモネ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいモネ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 安井 裕雄
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2010/01/30
  • メディア: 単行本


三菱一号館美術館主任学芸員の安井裕雄が、19世紀のフランス人画家オスカー=クロード・モネの生涯と作品を解説する。

印象派の第一人者モネ。
1840年、パリ生まれ。
1845年、家族でノルマンディー地方のル・アーブルに転居。
1859年、画家を目指し、パリへ。シスレー、ルノワール、バジールらと知り合う。
1865年、「草上の昼食」他1点でサロン初入選。マネと知り合う。
1874年、第一回印象派展。「印象、日の出」他11点を出品。
1883年、ジヴェルニーに転居。
1897年、「睡蓮」の連作を開始。
1926年、死去。
同一の題材を繰り返し描く、「連作」という方法を始めた人。
「睡蓮」の他、「積み藁」「ポプラ並木」「ルーアン大聖堂」などの連作が有名。
他に代表作は、「カササギ」「カピュシーヌ大通り」「アルジャントゥイユのヒナゲシ」「赤い頭巾、モネ夫人の肖像」「サン=ラザール駅」「ラ・ジャポネーズ」「戸外の人物習作」「睡蓮の池、緑のハーモニー」などなど。
モネが尊敬していたのは、クールベとマネ。
色の美しさと絵の柔らかさはルノワールに近いが、ルノワールは人物、モネは景色が得意。
モネ、ルノワール、シスレーの3人は、若い頃3人で暮らしたほどの仲良しだった。
僕は「アルジャントゥイユのヒナゲシ」に最も惹かれる。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって/夏の大会編』の脚本第一稿、全12場中3場の途中まで進みました。
ほぼ1日1場のペースで、とても順調です。
主役はもちろん三橋廉ですが、前半は花井梓がキーパースン。
なので、どうしても花井に感情移入してしまいます。
「頑張れ花井!」と想いながら、書いています。
では、続きに戻ります!

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 [映画]

5月25日(金)
河瀬直美監督『光』(2017年)WOWOWで鑑賞。

光 スタンダード・エディション DVD

光 スタンダード・エディション DVD

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


美佐子(水崎綾女)は映画の音声ガイドを作る仕事をしている。
今度の仕事は、俳優・北林(藤竜也)主演の映画。
美佐子がつけた音声ガイドを、盲人や弱視の人々にチェックしてもらう。
その中の一人、雅哉(永瀬正敏)は、美佐子の音声ガイドを、おしつけがましいと批判する。
雅哉はかつて天才カメラマンとして活躍していたが、今はほとんど視力を失っていた。
ある日、公園で、美佐子は、子供たちの写真を撮る雅哉を見かける……。

河瀬直美監督と永瀬正敏と言えば、『あん』のコンビ。
今回の永瀬は視力を失いつつあるカメラマンの役で、その演技は圧倒的だった。
舞台は奈良県で、自然の映像がすばらしかった。
音声ガイドという仕事も興味深かった。

キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』は、5月22日に宇都宮公演を終え、昨日から愛知県東海市での公演を開始しました。
会場は東海市芸術劇場。
今日は19時開演です。
お近くにお住まいの方はぜひ東海市芸術劇場までご来場ください。
お待ちしています

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トオリヌケキンシ [本]

5月24日(木)
加納朋子『トオリヌケキンシ』(文藝春秋)読了。

トオリヌケ キンシ (文春文庫)

トオリヌケ キンシ (文春文庫)

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/06/08
  • メディア: 文庫


田村陽は小学生。
通学路の途中に、古いマンションの外壁と、潰れた銭湯の板塀に挟まれた、幅50センチほどの小道がある。
その入口に「トオリヌケキンシ」と書かれた札がかかっている。
ある日の学校帰り、陽はその小道に入っていく。
行き止まりに、古ぼけた木造の家があった。
「ボロいうち」と呟いたら、後ろから「ボロくて悪かったですね」という声。
振り返ると、同級生の川本あずさが立っていた………。

加納朋子氏の本はこれが23冊目。
短編ミステリ6つを収録した短編集で、上記は一つ目の『トオリヌケキンシ』。
どの話も、特殊な病気や障害がキーになっていて、そのせいでどんでん返しが起こる。
最初はそれに気づかなかったで、やたらとビックリさせられた。
後半は、今度はどんなネタだろうと楽しみになった。
僕のお気に入りは、1つ目の『トオリヌケキンシ』も、4つ目の『フー・アー・ユー?』。
お薦めです。

自宅に籠もって、3日目。
1日の移動距離が、一昨日は0,6キロ
昨日は0,24キロだったので、今日は駅前の書店まで散歩してきました。
で、1,8キロ。
これじゃ体にいいわきゃないよ!
執筆は順調に進んでいますが、腰の痛みも順調に増している。
明日の散歩はぜひとも距離を伸ばそうと思います。

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もっと知りたいマネ [本]

5月24日(木)
高橋明也『もっと知りたいマネ』(東京美術)読了。

もっと知りたいマネ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいマネ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 高橋 明也
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2010/02/25
  • メディア: 単行本


三菱一号館美術館館長の高橋明也が、19世紀フランスの画家エドゥアール・マネの生涯と作品を解説する。

エドゥアール・マネは「近代絵画の父」と呼ばれる。
1832年、パリ生まれ。
1850年、トマ・クチュールのアトリエに入門。
1861年、「オーギュスト・マネ夫妻の肖像」「スペインの歌手」でサロン初入選。
1863年、「落選者展」で、「草上の昼食」を発表し、スキャンダルとなる。
1865年、「オランピア」がサロン入選し、スキャンダルとなる。
1874年、友人たちが「第一回印象派展」を開催したが、参加せず。
1883年、死去。
19世紀半ば、女性のヌードは宗教画か神話画でしか許されなかったが、マネは堂々と娼婦を描いた。
スキャンダルになるのは当然。
しかし、題材の新奇さだけでなく、方法も斬新だった。
ティツィアーノ、ベラスケス、ゴヤ、クールベを敬愛し、印象派の画家たちの兄貴分として後輩たちを援助。
ボードレール、ゾラ、マラルメなどの文学者たちと交流。
代表作は上記の他、「笛を吹く少年」「バルコニー」「菫の花束をつけたベルト・モリゾ」「マクシミリアン皇帝の処刑」「鉄道」「ナナ」「フォリー=ベルジェールのバー」など。
この本を読んで、ようやくマネとモネの区別がつくようになった。
実際、当時も間違われることがあったらしい。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって/夏の大会編』の脚本第一稿、全12中2場まで書き上がりました。
1作目の上演時間は2時間15分だったので、今度は何とか2時間以内に収めたい。
構想の段階では収まるようにしたのですが、それは1作目の時も同じ。
野球のプレイに時間がかかり、15分もオーバーしてしまったのです。
だから、今回は脚本の段階で7ページほど短くしようと思っています。
その通りに書けるかどうかはわかりませんが。
それではこれから3場に取りかかります。
頑張ります。

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降り積もる光の粒 [本]

5月23日(水)
角田光代『降り積もる光の粒』(文藝春秋)読了。

降り積もる光の粒 (文春文庫)

降り積もる光の粒 (文春文庫)

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: 文庫


小説家・角田光代のエッセイ集。
テーマは旅。

角田光代氏の本はこれが81冊目。
旅と言えば角田光代というほど、この人の旅行好きは有名で、旅に関するエッセイも多い。
若い頃、国内旅行はお金がかかるので東南アジアにばかり行っていた、というのには驚いた。
おかげで、国内旅行はあまりしていないらしい。
まあ、僕なんかよりはずっと多いだろうけど。
角田氏は小説家の中でも飛び抜けてたくさんのエッセイ本を出しているが、それはやっぱりうまくておもしろいから。
旅行と料理が好きで、ボクシングとマラソンが趣味で、友達がたくさんいる。
書くことがいっぱいあるのだ。

僕はある小説家が気になったら、そのデビュー作から読んでいき、最新作まで読んだところで、別の小説家に移る。
で、次の作品が出たら、また読む。
そんなふうにして、次の作品を待っている作家が、約50人ほどいる。
その中で、最も読んだ冊数が多いのが、角田光代氏。
それだけたくさんの本を出しているということだ。
凄いです。

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ドラッグストア・カウボーイ [映画]

5月23日(水)
ガス・ヴァン・サント監督『ドラッグストア・カウボーイ』(1989年)WOWOWで鑑賞。



アメリカ、オレゴン州。
ボブ(マット・ディロン)は26歳で、ドラッグ中毒。
幼馴染みの妻ダイアン(ケリー・リンチ)、友人のリック(ジェームズ・ル・グロス)、その恋人のナディーン(ヘザー・グラハム)と、ドラッグストアを襲ってはヤクを手に入れる毎日。
しかし、警察に目をつけられ、別の町へ行くため、最後の大仕事に取りかかる。
病院に侵入して、ヤクを探すが、看護師2人に見つかり、慌てて逃げ出す。
アパートに帰ると、留守番のナディーンが過剰摂取で死んでいた……。

ガス・ヴァン・サント監督のメジャーデビュー作。
ドラッグ中毒の若者たちの無軌道な青春を描く映画。
かと思ったら、ボブはナディーンの死体を山に埋めると、ダイアンやリックと別れて、更生を目指す。
主人公は、自分がしてきたことの責任を何も取らず、自分だけが助かる道を選ぶ。
感情移入のしようがない。
とは言え、ヘザー・グラハムはムチャクチャかわいかった。

WOWOWで、昔見たかったのに見逃した映画をコツコツ見ているのですが、なかなか当たりかありません。
それでも番組表を見て、「あ! これ、見たかったんだよな!」と思うと、つい録画してしまう。
自分が高校大学の頃に比べると、映画が気軽に見られるようになって、本当によかったと思います。
当時やっていた名画座巡りも、それはそれで楽しかったけれど、忙しくなった今はとてもできない。
今の映画だけでなく、昔の映画をやってくれるWOWOWに感謝します。

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なかなか暮れない夏の夕暮れ [本]

5月22日(火)
江國香織『なかなか暮れない夏の夕暮れ』(角川春樹事務所)読了。

なかなか暮れない夏の夕暮れ

なかなか暮れない夏の夕暮れ

  • 作者: 江國香織
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2017/02/10
  • メディア: 単行本


稔は50歳で、独身の資産家。
姉の雀は写真家で、ベルリンで活動している。
姉が3年前にドイツで写真の賞を獲った時、二人は記念に東京でアイスクリーム屋を作った。
名前は「シュペレーパーク」で、由来はドイツの公園の名前。
稔は以前、渚と暮らしていて、その時生まれたのが波十(はと)。
渚は今は別の男と暮らしているが、波十は定期的に稔と会っていた。
稔は子供の頃から読書が好きで、今は北欧を舞台にしたミステリを読んでいた。
主人公はラースという初老の男で、既婚者だが、愛人で歌手のゾーヤの行方を探していた……。

江國香織氏の本はこれが39冊目。
主人公は「稔」がだが、「稔」と彼の周囲にいる10人以上の人々を同時並行で描いていく。
おまけに、「稔」が読んでいる本の登場人物数人も描いていく。
前半は視点人物が多すぎて、名前と設定が覚えきれず、読むのに苦労した。
後半になったら少しは慣れたが、「稔」以外の人物にはどうしても感情移入できなかった。
狙いはわからないでもないが、少々散漫で、少々平板なのではないかと思った。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって/夏の大会編』のシノプシスがようやく完成しました。
なんと、400字詰原稿用紙で50枚相当の長さになってしまいました。
話が長いのではなく、細かく書きすぎたのです。
でも、これで準備は万端。
明日から、脚本執筆を開始します。
完成予定は6月半ば。
『エンジェルボール』に続いて、またしても野球の話ですが、あっちはプロ野球で、こっちは高校野球。
あっちはファンタジーで、こっちはリアリズム。
この違いを楽しみながら、書きたいと思います。
俺はやるぜ!

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親切なおばけ [本]

5月22日(火)
若竹七海+杉田比呂美『親切なおばけ』(光文社)読了。

親切なおばけ

親切なおばけ

  • 作者: 若竹 七海
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: 単行本


ノノコは田舎町の一軒家で、父・母・おじいさんと暮らしていた。
家は老朽化がひどく、近所の人たちから「おばけやしき」と呼ばれていた。
ノノコも学校で「おばけ」と呼ばれ、同級生たちから避けられていた。
おじいさんは心配したが、ノノコは弱音を吐かなかった。
しばらくして、おじいさんが亡くなる……。

若竹七海氏の本はこれが8冊目。
ミステリ作家の若竹七海と、イラストレーター杉田比呂美による絵本。
けっして難しい話ではないのだが、僕にはおもしろさが全くわからなかった。
残念。

キャラメルボックス2018グリーティングシアター『無伴奏ソナタ』、今日は宇都宮公演。
一昨日、東京公演が終わったと思ったら、もう別の町で本番です。
会場は栃木県宇都宮市にある、栃木県総合文化センター。
開演時間は1830。
なんと料金は、SS席が5000円、S席が4000円、A席が3000円です。
宇都宮近辺にお住まいの皆さん、ぜひぜひ栃木県総合文化センターへお越しください。
お待ちしています。

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メアリー・スーを殺して [本]

5月21日(月)
乙一他『メアリー・スーを殺して』(朝日新聞出版)読了。

メアリー・スーを殺して 幻夢コレクション

メアリー・スーを殺して 幻夢コレクション

  • 作者: 乙一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/02/05
  • メディア: 単行本


乙一の短編7つを収録した短編集。

収録作品は、
乙一『愛すべき猿の日記』『山羊座の友人』
中田永一『宗像くんと万年筆事件』『メアリー・スーを殺して』
山白朝子『トランシーバー』『ある印刷物の行方』
越前魔太郎『エヴァ・マリー・クロス』
乙一氏以外の3人も、乙一氏の別名なので、要するに乙一氏一人の短編集。
さすがに乙一氏、非常にレベルの高い短編集で、何度も唸らされた。
特におもしろかったのは、『山羊座の友人』『宗像君と万年筆事件』『メアリー・スーを殺して』『トランシーバー』。
うわー、4つも!
やはり乙一氏は僕にとって特別な作家なのだと思う。
お薦めです。

10時より、キャラメルボックス俳優教室の授業。
16時より、歯医者。
19時より、ビートニック・スタジオのスタジオ・パフォーマンス『もう子供じゃないからこどもの日にはやらない』を妻と観劇。
演出が川崎悦子先生で、大学3年の娘が出演していたのです。
娘は14作中、3作で踊っていました。
何しろ中2からもう8年も通っているので、大分うまくなり、安心して見ていられました。
今回はコミカルな味付けのものが多く、とても楽しめました。
川崎先生の振付は14作中、2作でしたが、どちらも凄かった。
残念ながら今日が千秋楽なので、お薦めできません。
ぜひ次回のスタジオ・パプォーマンスに行ってみてください。
きっと楽しめますよ!

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