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あしたのことば [本]

11月19日(金)
森絵都『あしたのことば』(小峰書店)読了。

あしたのことば

あしたのことば

  • 出版社/メーカー: 小峰書店
  • 発売日: 2020/11/14
  • メディア: 単行本


小説家・森絵都の児童文学の短編集。
8編を収録。

一つ目の『帰り道』は小学校6年生の国語の教科書に採録されたらしい。
「律」と「周也」という2人の男の子が、仲違いをして、仲直りをする話。
前半が「律」、後半が「周也」の視点で描かれる。
一つの事件を二つの視点で見るというのは、小6の子にとって、とても良い経験になると思う。
さすがは森さん。

今日は9時から、キャラメルボックス俳優教室の授業。
筋トレ、ストレッチ、発声練習、漫才、台本練習をやりました。
生徒たちの成長が実感できて、とてもうれしかったです。
13時から、キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』の稽古10日目。
今日から動き付け。
1・2・3場の動きを付けて、最後に1~3場を通しました。
いやはや物凄いエネルギー!
『サンタクロースが歌ってくれた』という作品の凄さに圧倒されました。
3場の最後がダンスなのですが、終わるとみんな、ヘトヘトの顔。
そうでしょう、そうでしょう。
それでこそ、『サンタ』なのです。
今時、こんな芝居は珍しい。
だから、たくさんの人に見てほしい。
さらに稽古して、さらに物凄い芝居にしますよ!
お楽しみに!

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ゴースト・エージェント/R.I.P.D. [映画]

11月19日(金)
ロベルト・シュベンケ監督『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』(2013年)NETFLIXで鑑賞。

ゴースト・エージェント R.I.P.D. [Blu-ray]

ゴースト・エージェント R.I.P.D. [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2014/11/06
  • メディア: Blu-ray


刑事のニック・ウォーカー(ライアン・レイノルズ)は、同僚のボビー・ヘイズ(ケヴィン・ベーコン)と共に麻薬組織の捜査中、謎の金塊を手に入れる。
2人は金塊の着服を決意。
ニックは金塊を自宅の庭に埋めたが、罪の意識に苛まれ、ボビーに警察に提出しようと言う。
その直後、2人は麻薬組織のアジトに踏み込み、ギャングたちと銃撃戦に。
その最中、ニックはボビーに撃ち殺された。
天に召されたニックは、死んだのに成仏しようとしない悪霊たちを逮捕する組織『R.I.P.D.』にスカウトされる。
そして、1800年代から働くロイ(ジェフ・ブリッジス)とコンビを組むことに……。

ピーター・M・レンコフとルーカス・マランゴンの漫画『R.I.P.D.』を映画化。
『R.I.P.D.』とは、「Rest In Peace Department」の略で、英語で「安らかに眠れ」を意味するRest In Peaceと、「警察署」を意味するPolice Departmentを組み合わせた造語。
ストーリーの元ネタはジェリー・ザッカー監督『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)だろう。
ニックは妻のジュリア(ステファニー・ショスタク)を残して死に、その彼女に、自分を殺したボビーが近づく。
しかし、それ以外の設定や、ストーリーのアレンジがうまく、とても楽しめた。
ところが、興行的には大失敗だったらしい。
残念。
でも、お薦めです。

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となりの脳世界 [本]

11月18日(木)
村田沙耶香『となりの脳世界』(朝日新聞出版)読了。

となりの脳世界 (朝日文庫)

となりの脳世界 (朝日文庫)

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2021/11/05
  • メディア: 文庫


純文学作家・村田沙耶香のエッセイ集。
デビューした23歳から39歳までのエッセイを網羅。
全部で72編。

村田沙耶香氏の本はこれが16冊目。
小説も変だが、作者本人はそれに負けないほど変だった。
幼馴染みと話をしていて、「あのね、さやかちゃん、いつも小学校の頃の話をする時、『眼鏡をかけているほうの谷村くん(仮名)』って言うけど、『眼鏡をかけていないほうの谷村くん』なんていたっけ?」と言われた。
卒業アルバムを見たら、谷村くんは一人で、眼鏡をかけていた。
眼鏡をかけていないほうの谷村くんなんていなかった。
それなのに、村田氏の頭の中には、眼鏡をかけていないほうの谷村くんの顔がはっきりと浮かんでいた……。
憎めないけど、そばにいたら相当面倒臭い人だと思う。

今日の午前は今年51回目のジョギング。
3,5キロ走って、1,3キロ歩いて、1,3キロ走りました。
3,5キロのタイムは、20分18秒。
前回より36秒も遅くなってしまいました。
20分くらいだろうと思っていたので、愕然としてしまいました。
午後はキャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』の稽古9日目。
ダンスの振付の2回目。
川崎悦子先生が来て、バンバン振り付けてくださって、3時間でついにすべて完成!
カッコいいダンスが1つ、楽しいダンスが2つ出来上がりました。
その後は7~9場の通し、10~12場の通し。
これで台本を3周したことになります。
役者たちはほぼセリフが入ったようです。
キャラクターも固まってきました。
明日からはいよいよ動き付け。
頑張ります!

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時間旅行者のキャンディボックス [本]

11月17日(水)
ケイト・マスカレナス『時間旅行者のキャンディボックス』(創元SF文庫)読了。

時間旅行者のキャンディボックス (創元SF文庫)

時間旅行者のキャンディボックス (創元SF文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2020/09/10
  • メディア: 文庫


1967年、イギリス。
4人の女性科学者、バーバラ・ヘレフォード、マーガレット・ノートン、ルシール・ウォーターズ、グレース・テイラーが、タイムマシンの発明に成功する。
記者会見の席上、バーバラは、タイムトラベルを繰り返したことによる精神の変調で、不規則発言をしてしまう。
残りの3人は入院したバーバラを排除して、「タイムトラベル・コンクレーブ(推進協議会)」を設立。
コンクレーブは急成長を遂げ、3人は巨万の富を得た。
50年後の2017年、バーバラは80歳になったが、いまだにタイムマシンの開発に復帰したいと考えていた……。

原題は『THE PSYCHOLOGY OF TIME TRAVEL』。
1980年生まれのイギリスの作家ケイト・マスカレナスのデビュー作。
タイムマシンが実用化されたイギリスを描く。
遠い未来でなく、現代(ただしパラレルワールド)が舞台というのがおもしろい。
しかも、このタイムマシンは過去でなく未来へ行く。
タイムトラベラーは自分の死を知り、目撃までしてしまうので、「死」という現象に軽く見るようになってしまう。
というようなディテールが何ともおもしろい。
文庫本で477ページだが、本文は425ページまでで、その後に付録として「用語集」と「タイムトラベル推進協議会編・タイムトラベラーのための心理テスト集」が付いている。
ただし、肝心のストーリーは今一つ。

キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』稽古7日目。
11・12場の小返し、1~3場の通し、4~6場の通しをやりました。
通して見て、改めて、この芝居で役者たちが消費するエネルギーの膨大さに気付きました。
ガンガンしゃべって、ガンガン動いて。
ハイテンション、ハイスピード。
まさに初期のキャラメルボックスの芝居です。
東京公演の前売り分が完売し、追加公演が決定しました。
予想以上の売れ行きに、劇団員一同、喜びと感謝の念でいっぱいです。
もっともっと頑張ります!


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ラスト・プリンセス/大韓帝国最後の皇女 [映画]

11月17日(水)
ホ・ジノ監督『ラスト・プリンセス/大韓帝国最後の皇女』(2016年)GYAOで鑑賞。

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女 [DVD]

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2017/11/08
  • メディア: DVD


1930年代、日本統治時代の韓国。
李氏朝鮮国王・大韓帝国皇帝の高宗(ペク・ユンシク)は日本政府の意向に逆らったため、毒殺された。
その王女である徳恵(トッケ)翁主(ソン・イェジン)は、13歳の時、強制的に日本に留学させられた。
母のヤン貴人(パク・チュミ)との再会を願ったが、帰国は許されなかった。
大人に成長した徳恵は、幼馴染みのキム・ジャンハン(パク・ヘイル)と再会する。
ジャンハンは日本軍の将校になっていた。
が、裏では、翁主の兄のイ・ウ王子(コ・ス)たちと韓国の独立運動を行っていた……。

実話に基づいた映画。
ベルナルド・ベルトリッチ監督『ラスト・エンペラー』(1988年)の韓国版という感じ。
「徳恵翁主」の役のソン・イェジンは、耐える女の役がよく似合う。
相手役のパク・ヘイルは、主演作を何本も見てきたが、その良さが僕には全くわからない。
脇役でラ・ミラン、日本の戸田奈穂が出演していた。

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永遠の片想い [映画]

11月16日(火)
イ・ハン監督『永遠の片想い』(2002年)GYAOで鑑賞。

永遠の片想い [DVD]

永遠の片想い [DVD]

  • 出版社/メーカー: タキコーポレーション
  • 発売日: 2004/12/03
  • メディア: DVD


大学生のイ・ジファン(チャ・テヒョン)は、先輩が営む喫茶店でアルバイトをしている。
ある夏の日、店に、二人連れの若い女性がやってくる。
ジファンは片方の女性に一目惚れしてしまい、その場で交際を申し込む。
が、あっさり断られる。
諦めきれないジファンは、二人に時計を1時間巻き戻して、出会いからやり直し、友達になってほしいと頼む。
ジファンを振ったのがシム・スイン(ソン・イェジン)、その連れがキム・ギョンヒ(イ・ウンジュ)という名前だった……。

『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョン、『私の頭の中の消しゴム』のソン・イェジン、『ブラザーフッド』のイ・ウンジュが共演した青春映画。
男1人・女2人の3人組で、仲良く友情を育んでいく姿は、いささか現実感に欠けると思いながら見ていたら、後半で隠されていた事情が明らかになる。
女性2人は体が病弱で、高校時代から支え合いながら生きていたのだ。
つまり、この映画は難病ものの変形バージョンだった。
なかなかうまい仕掛けで、話は少々甘いが、楽しめた。

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ショウタイム [映画]

11月15日(月)
トム・ダイ監督『ショウタイム』(2002年)NETFLIXで鑑賞。

ショウタイム 特別版 [DVD]

ショウタイム 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2013/11/06
  • メディア: DVD


ロサンゼルス。
ミッチ・プレストン(ロバート・デ・ニーロ)は市警察の優秀な刑事。
トレイ・セラーズ巡査(エディ・マーフィ)は俳優志望で、オーディションを受けまくっている。
ある日、ミッチが相棒と武器密売のおとり捜査をしていたところ、トレイが二人を本物の犯罪者と勘違いし、逮捕しようとした。
おかげで犯人は逃げ、怒り狂ったミッチは現場に駆けつけたテレビ局をカメラを銃で撃った。
カメラを壊されたテレビ局のプロデューサーのチェイス・レンジー(レネ・ルッソ)は、ミッチの強烈なキャラクターを活かし、密着ドキュメント番組を撮ろうと考える。
トレイはチェイスに優秀な警官ぶりをアピールとし、ミッチの相棒役をゲットする……。

80年代から90年代にかけて大活躍したエディ・マーフィーだが、2000年代に入ると人気が落ちた。
2002年の『ショウタイム』も、驚くほどおもしろくない。
頑固な刑事を演じるロバート・デ・ニーロの方がよっぽど笑える。
特筆すべきは、『スター・トレック』のウィリアム・シャトナーが本人役で登場していること。
『パトカーアダム30』主演の経歴を買われて、ミッチとトレイの演技指導をするのだ。
車のボンネットの上を滑ったり、麻薬という設定の粉を舐めたり。
しかし、本物の刑事のミッチに悉く否定されてしまう。
老けて太ったシャトナーが何ともコミカルで、笑ってしまった。
『マイアミ・バイス』など、刑事2人のバディもののパロディとなっていて、結構楽しめた。

Tj Hooker: Complete First & Second Seasons [DVD] [Import]

Tj Hooker: Complete First & Second Seasons [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Sony Pictures
  • 発売日: 2005/08/09
  • メディア: DVD



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旅ドロップ [本]

11月14日(日)
江國香織『旅ドロップ』(小学館)読了。

旅ドロップ

旅ドロップ

  • 作者: 香織, 江國
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/07/01
  • メディア: 単行本


小説家・江國香織のエッセイ集。
JR九州発行の「旅のライブ情報誌/Please」に2016年5月から2019年4月まで連載されたエッセイ36編に、その他のエッセイ1編、詩3編を加えたもの。

女性作家はどうしてこうも旅が好きなのだろう。
角田光代氏も、小川洋子氏も、世界中の国に行っている。
江國氏がこの本の中で行っているのは、パリ、ニューヨーク、ソウル、ブエノスアイレス、オスロ、ローマ、フランクフルト、ナッシュヴィル、シベリア、モスクワ、セントルイスなどなど。
無粋な話だが、「裕福なんだなあ」と思う。
しかし、作家として長く書き続けていくためには、海外の見聞は不可欠。
僕はロンドン、ソウル、上海にしか行ったことがないが、行ってよかったと思っている。

今日は「成井硝子店・2021秋のワークショップ・オーディション」の1日目。
私・妻・娘・息子の4人で、1日がかりでワークショップをしてきました。
荻窪の貸しスタジオに9時に行き、消毒・清掃をして、10時から1回目、1530から2回目。
20時に終わり、消毒・清掃をして、つい先程、帰宅しました。
講師は息子の憲二。
4時間半が2クラスで、さぞかし大変だったろうと思います。
参加者24人は、みんな熱心に取り組んでくれました。
長く、充実した1日でした。

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シークレット・ウィンドウ [映画]

11月14日(日)
デビッド・コープ監督『シークレット・ウィンドウ』(2004年)NETFLIXで鑑賞。

シークレット・ウインドウ [Blu-ray]

シークレット・ウインドウ [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: Blu-ray


モート・レイニー(ジョニー・デップ)は売れっ子作家。
妻の浮気現場に遭遇し、衝撃を受けた彼は、自宅を出て、独り暮らしを始める。
現在は離婚協議中で、執筆活動は停滞していた。
ある日、ジョン・シューター(ジョン・タトゥーロ)という男が家に現れ、「俺の作品を盗んだな」とモートを責める。
彼の作品は、確かにモートが書いた作品によく似ていた。
が、書いたのはモートの方が先だった。
モートは自分の作品が掲載されている雑誌を入手するため、妻と恋人が住む自宅へ向かう……。

スティーヴン・キングの中篇小説『秘密の窓、秘密の庭』を映画化。
どんでん返しが仕掛けてあるが、先読みできてしまうので、衝撃はない。
ジョニー・デップもいつもの感じ。
『チャーリー・モルデカイ』(2015年)と『 アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016年)が大コケして、現在、ジョニー・デップは人気低迷中。
今年58歳。
若いうちにもっと演技力を付けておけば、こうならなかったのではないか?
他にマリア・ベロ、ティモシー・ハットンらが出演。

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改良 [本]

11月13日(土)
遠野遥『改良』(河出書房新社)読了。

改良

改良

  • 作者: 遠野遥
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2019/12/13
  • メディア: Kindle版


大学生の「私」は女装が趣味。
コールセンターのアルバイトで稼いだお金を、美容とデリヘルに費やしていた。
メイク、ファッション・コーディネイト、女性らしい仕種が上達すると、外出を熱望するようになる。
恐る恐る始めてみたが、誰も「私」を男と気付かないようだ……。

『破局』で第163回芥川賞を受賞した遠野遥氏のデビュー作。
2019年、第56回文藝賞を受賞。
『破局』によく似ていて、自意識が強すぎ、性格的にやや奇形な男が、突然の暴力に見舞われ、自我を破壊される。
113ページと薄く、字も大きいため、1時間で読めた。
楽しめた。

今日は東京白熱演劇クラブのワーショップ。
通算16回目で、僕にとっては5回目。
筋トレ・ストレッチ、発声練習、ディベートのエチュード、台本練習をやりました。
今日・明日は高校演劇コンクールの東京都大会だそうで、そちらに行った子が多いためか、出席者はなんとたったの2人。
私とコーチのNさんと、合計4人でアットホームな雰囲気でやりました。
楽しかったです。

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